Home Ground / 堀込高樹

howdymoon2005-12-19



弟の『馬の骨』の方は、まあ、近いうちに買おうかなという程度だったのだけど、兄貴のソロ・アルバムはすぐに購入しちゃいました。これはキリンジのメガネの方のソロ・アルバム。


冒頭の2曲、フォークロック調の「絶交」、まるでキリンジのまんまの「冬来たりなば」のきれいなメロディにごまかされちゃいけません。3曲目の「クレゾールの魔法」『Royal Scam』の頃のスティーリー・ダンのような曲調・アレンジなんですが、歌われているのは風邪をひいて病院に来たマスク姿の女性に恋する歌。堀込兄の面目躍如といったところでしょうね。


堀込流ソウルの「Soft Focus」もねじくれたアレンジが素敵です。それから、やはり歌詞のことも言及しないと。先述の「クレゾールの魔法」はもちろん、「涙のマネー・ロンダリング「一度きりの上映」のような曲は生活の中のありふれた情景を高い画素数のデジカメで切り取ったかのような曲。馬の骨とあわせてシャッフル・プレイで楽しんでみましょう。