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Act 1 / Act 1('74 Spring )

2021年の始まり。 今年初めに聴いたのはAct 1 というグループの『Act 1』(’74 Spring)。このAct 1というグループ、テリー・ハフ(なまずひげのあの人)と組んでいたスペシャル・デリバリーの前身のようです。 スペシャル・デリバリーの唯一のアルバムは、…

Laura Allan / Laura Allan ('74 Elektra)

たまにはこういうものも。自宅ディグの一枚。CDを持っていたと思ったのに、アナログ盤の方でした。 彼女のファースト・アルバムで、この時期のElektra/ Asylumらしい乾いた音色。Valerie Carterを引き合いに出されることが多いようだが、確かに声質は似てい…

Fully Loaded / Magnum ('74 PHOENIX)

' このブログやその前のブログ(右側のメニューからたどれます)を再読。 読み返してみると、こんな盤まで持っていたのと、再発見。 アナログ音源はもう10年くらい聞いてなかったので、すっかり忘れていたのです。これからはアナログを聴くことにします。 さ…

Pure Smokey / Smokey Robinson ('74 Tamla)

Smokey Robinsonのソロアルバムとしては2作目、1974年の作品。 まあ、安定のスモーキー節で、ユルユルのふわふわな極上の音楽。 R35くらいの、大人のためのソウル・ミュージックだ。 アレンジは彼自身とGene Page、Willie Hutchら。 極甘な「I Am I Am」、Wa…

 Vocal Ease / B.J.Ward('74)

中古屋さんのサイトでは、3万円代後半〜5万円台の値段がつけられているこのアルバム。或るところからデータを入手しました。直リンはやばいかもしれないので、「B.J.Ward」で検索してみてください。 このB.J.Ward、最近再発されたInner Dialogueのヴォーカ…

  I Wanna Be Selfish / Ashford & Simpson ('74)

モータウンを支えていたソングライターであるニコラス・アシュフォードとヴァレリー・シンプソンの夫婦デュオ。これはモータウンを離れて、Warnerに移籍した後に出した2枚目のアルバムです。 この2人が書く曲は、下世話になる一歩手前で踏みとどまっている…

 It’s Only Rock’n’Roll / Rolling Stones ('74) 

ものが捨てられない質である。本棚には30年分以上のミュージック・マガジン誌、20年分以上のレコード・コレクターズ誌が。聴かなくなったレコードやCDも中古屋で売ることが出来ない性分なので、CDやレコードの棚はとんでもないことになっている。昔録画した…

 Barry Goldberg / Barry Goldberg (’74)

この印象的なジャケットは前々からきよさんのサイトやブログで見かけていたモノですが、この度やっと購入。以前、紹介したGerry Goffinの『It Ain’t Exactly Entertainment』をバリー・ゴールドバーグがプロデュースしたことや、多くの曲を共作していること…

Sweet Surrender / Margie Joseph

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アトランティックに移ってからの2作目。 プロデュースはアリフ・マーディン,アレサ・フランクリンの諸作品でもおなじみのB.パーディ,C.レイニー,C.デュプリー,D.スピノザ,R.ティー,J.ジェモットら,豪華なメンツが後ろを支えている。とにかくノン・ス…

 Late for the Sky / Jackson Browne

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Superflyがカバーした「Late for the Sky」を聴くことが多くなって、この曲の良さに初めて引き込まれたような気がします。 これはジャクソン・ブラウンの3作目、ウェストコースト・サウンドを代表する一枚だとのこと・・。 彼の曲は歌詞を一緒に味わってこ…

 My Way / Major Harris ('74)

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もともとはデルフォニックスにわずかだけ在籍していた彼。これはボビー・イーライ,ノーマン・ハリス(彼のいとこ)といったフィリー・ソウルの立て役者が勢揃いしてバックアップした正真正銘のフィリーの名盤。とは言ってもフィリー特有のきらびやかな輝き…

 Keith Barrow / Keith Barrow ('74)

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フィリー・ソウル全開の'77年の『Keith Barrow』,アーバン・メロウな『Physical Attraction』が一部のソウル・ファンには人気が高いキース・バーロウの19歳の時のデビュー作(?)。先の2作とはうってかわって,このアルバムはJewelレーベルからのリリース…

 Tamba / Tamba Trio

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タンバ・トリオが久々にオリジナル・メンバーで録音した通称『ブラック・タンバ』と言われる盤。そのためか,タンバ・トリオ名義ではなくて3人の連名になっている(上にはタンバ・トリオと書いたが、正式なクレジットは”Luiz E醇Ma・Bebeto・Helcio Milito”…

 Sedaka's Back / Neil Sedaka

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その曲を初めて聴いたのは中2の頃。日曜日の6時頃,アメリカのヒット曲などをかけてくれるFM番組があったのです。おそらく6月でしょう。「雨」に関係のある曲の特集で流れてきたのが,この中の「Laughter In The Rain」。邦題は「雨に微笑みを」。エヴ…

 Ecstasy, Passion & Pain / Ecstasy, Passion & Pain

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フィリー・ソウルの御大ボビー・マーティンをプロデューサーに迎え,MFSBをバックに従えた彼女たちの唯一のアルバム。 グラディス・ナイトを思わせるバーバラ・ロイのねばっこい熱唱と華麗なフィリー・サウンドが作り出すゴージャスな雰囲気は,これぞフィリ…

 First Time Around / Odyssey 5

'74

ブランズウィック傘下のBRCレーベルからリリースされた5人組のコーラス・グループ。 ジャケを見ると10代後半〜20代前半といったところで、ブランズウィック版のハニー・コーンといったところだろうか。若いだけあってラフなところもあるけれど、瑞々しいヴ…

In Heat / Love Unlimited

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バリー・ホワイトの秘蔵っ子(というか3姉妹のうち長姉はバリーの妻)がラヴ・アンリミテッド。そのバリー・ホワイトがプロデュースをし、ジーン・ペイジがアレンジをしているのがこのアルバム。 バリー・ホワイトと言えば「愛のテーマ」ですが、このアルバ…

Love Songs & Other Tragedies / G.C. Cameron

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ご存じスピナーズの初代リード・ヴォーカリスト。あの「It's A Shame」を歌っていた人です。 このアルバムは彼がソロになって初めて出したアルバム。モータウンの盟友ウィリー・ハッチやスティーヴィー・ワンダーらがプロデュースを担当しています。そのステ…

 They Say I'm Different / Betty Davis

'74

”みんなは私のことを風変わりだと言うわ”・・・って、そりゃ言うよな、こんなジャケットだったら・・。マイルス・デイヴィス夫人が'74年にリリースした2ndアルバム。 のどの奥から絞り出すように吐き出される歌とも叫びともつかぬハスキーな声が耳の中に容赦…

 All The Faces Of Buddy Miles / Buddy Miles

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ジミ・ヘンドリックスのバンド・オブ・ジプシーのドラマーとして有名なバディ・マイルスがリリースしたソロ・アルバム。 ジョニー・ブリストルがプロデュース、約半数の曲を書いているのです。フリー・ソウルのコンピで「I'm Just A Kiss Away」を聴いて以来…

Cul-De-Sac / Eric Kaz

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エリック・カズの2ndアルバム。 ムーグとスティールギターが同居する「I Can't Without You」での力の抜けた歌い方、Dr.Johnのような「I Can't Live Without You」、前作に収められていた名曲「Cry Like A Rainstorm」を思い起こさせる「Shadows Of Night」…

 La La Peace Song / Al Wilson

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まるでジョニー・ブリストルが乗り移ったかのような「La La Peace Song」で始まるアルバム。それもそのはず、タイトル曲の作者とプロデュースはそのジョニー・ブリストル。ヴォーカルはジョニーの声のキーをやや高くしただけのようで、歌い方の細かい癖みた…

Real Live / John Sebastian 

'74

世の中にライヴ盤は数あれど、私にとってはこのライヴを超えるものはありません。それどころか「無人島の10枚」を選ぶという企画があったら、これは選ばれるだろうなというアルバム。 なにしろ雰囲気がいいんです。「In The Still Of The Night」の時には観…

Light Shine / Jesse Colin Young (1974)

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名盤『Song For Juli』の翌年にリリースされたアルバム。裏ジャケにはそのジュリちゃんがお父さんにカメラをを向けている写真が使われている。表のジャケには満面の笑みが・・。そういえばこの人のジャケットは人の良さそうな顔面アップが多いですよね。その…

The Man / Leroy Hutson (1974)

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結論から先に言う。これはイマイチの作品だ。彼はソングライター,プロデューサー,パフォーマー・・・といくつかの顔を持っているが,彼の一番の魅力はそのソング・ライティングの能力。ところが,今回の作品にはそのきらめきが今ひとつ感じられないのだ。 …

I Love You More And More / Tom Brock (1974)

'74

Gloria Scottの『What Am I Gonna Do』などの作品で,バリー・ホワイトの弟子というか,アシスタント・プロデューサーとしてチームを組んでいたトム・ブロックの唯一(?)のアルバム。 バリー・ホワイト,ジーン・ペイジという名前から想像がつくとおりの甘…

 Soul Survivors / Soul Survivors (1974)

'74

ラスカルズやフル・ムーンに在籍していたフレッド・ベックマイヤーやニール・ラーセンらが中心となっていたソウル・サヴァイヴァーズ3rdアルバム。 プロデューサーはギャンブル&ハフ。シグマ・サウンド・スタジオ録音で'74年録音となれば,フィリー・サウン…

Super Generation / 雪村いづみ (1974)

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雪村いづみがキャラメル・ママ(細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆)を従えて作った服部良一作品集。 文字通り、日本の名曲をジェネレーションを超えて残していこうとするもの。このアイディアを出したのはかの村井邦彦氏だという。ヴォーカルはややクセ…

 Keepin' Up With The Joneses / Joneses (1974)

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スポポスポポロのジョーンジィズの1stアルバム。期待に違わず1曲目の「I Can't See What You See In Me」から、スポポロ・コーラスが聴ける。その特徴的なフレーズを歌っているのが、リーダーのグレン・ドーシー、深みのあるバリトンのリードはハロルド・テ…

Howdy Moon / Howdy Moon (1974)

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もとFIFTH AVENUE BANDのJohn LindとValerie Carter、Richard Hoveyの3人組が残した唯一のアルバム。Lowell Georgeがプロデュースし、バックにはBill Payne,Sam Clayton,Roy Estradaら、リトル・フィートの面々やJohn Sebastian、Chuck Rainy、Van Dyke P…