'73

Back To Stay / Leon Haywood ('73 20th Century )

ヒューストン出身のシンガー&鍵盤奏者リオン・ヘイウッドの'73年のアルバム。もともとは'60年代の前半にサム・クックのバンドでキーボードを弾いていたということ。 '74年の『Keep It In The Family』や'75年の『Come And Get Yourself Some』もいいアルバ…

 Batteaux / Batteaux ('73)

ボストン出身の兄弟デュオの唯一のアルバム。 弟のDavid Batteauxの方は後年、Valerie Carterの『Wild Child』のタイトル曲やRobert Palmerの「Discipline Of Love」(『Riptide』に収録)を書いている人。 ディスク・ユニオンのサイトから引用すると、 フィ…

 There Is A Breeze / Michael Johnson ('73)

先週届いたばかりのMichael Johnsonの1stアルバム。 今となれば、何で買おうと思ったのか忘れちゃったけど・・。たぶん、Lori Cullenと同じく、Free Designのクリス・デドリックがプロデュースしているからだったっけ? クリス・デドリックのセンスは、重厚…

 Wildflower / Skylark ('73)

あのデヴィッド・フォスターが参加していたグループとして有名なスカイラークの1stアルバム。 オリジナルのCDはもはや入手困難だったので、あきらめていましたが、いつの間にかこのようなCDがリリースされていたことを知り、すかさず入手。 ジャケットの表の…

 It Ain’t Exactly Entertainment Demo & Other Sessions / Gerry Goffin (’73)

今年になってBIG PINKからリリースされたアルバム。スワンプの名盤として名高い『It Ain’t Exactly Entertainment』のデモや未発表音源を集めたもの。’50年代からキャロル・キングと組んで、数々のポップスをヒットさせていた彼。タイトルは「このアルバムは…

Smokey / Smokey Robinson

'73

スモーキー・ロビンソンの初めてのソロアルバム。 ソロ・デビューとなると多少の気負いがあるものだろうが、1曲目からユルユルした「Holly」で始まるところがこの人らしいところ。この時、スモーキーは33歳という若さなのですが、すでに枯れた味わいなんで…

 Holland / Beach Boys

'73

先日購入したので、早速聴いてみたが・・・。 ん? ん? ん? の連続。とりあえず、1曲目の「Sail On Sailor」や「California Saga / The Beaks Of Eagles」は良しとしよう。でも・・あとは・・・。なぜなんだろう? ヴォーカルに魅力がないんだなぁ。曲も…

 Prophets Of Soul / Gregory James Edition

'73

ブランズウイック傘下のDakarからりリースされたアルバム。このグレゴリー・ジェームズ・エディションなるグループ、鍵盤奏者のGregory BibbsとギターのJames Norris、ドラムのAnthony McAllisterによるトリオ編成のインスト・グループ。 演奏されるのはアイ…

Hey Now Hey (The Other Side Of The Sky)/ Aretha Franklin

'73

先日のCarolynのお姉さんの登場。 アレサはアトランティックに19枚のアルバムを残しているが、このアルバムはその中でももっとも評価が低いもののうちの一つ。AMGでも”ディスコに屈服する前の最後のあえぎ”なんて酷評されているけど、私としてはそこまで”さ…

 Meet The Swiss Movement / Swiss Movement

ずいぶん前に買った未聴の盤の山から発掘。 1曲目から、なんだかテンプテーションズっぽいなって思って解説を見ると、やっぱりMelvin FranklinとOtis Williamsがバックアップしていて、何曲か曲も書いている。どの曲も水準以上の粒ぞろい。フリーソウルとい…

 Skywriter / Jackson 5

'73

マイケルももはや15歳ということで、そろそろグループも転換期にさしかかりつつある時期に出された7作目。ジャケットにも大人のグループの雰囲気が漂ってますね。キッズ・グループらしい曲はフィンガー・ファイヴもカバーしたA-2の「Hallelujah Day」くらい…

Live At Carnegie Hall / Bill Withers

'73

多くの人にとってはビル・ウィザースって、”「Just The Two Of Us」を歌っているオッシャレーな人でしょう?” って感じなんでしょうね。 あの曲自体は悪くないけど、私にとってのビル・ウィザースって ”静かに熱い” というイメージ。例えば、このライヴ。1…

 The Music Merchant Story / Various Artists

'73

H=D=H(ホーランド=ドジャー=ホーランド)がHOT WAX / INVICTUSに続いて設立した第3のレーベルが、このMusic Merchant。'71年から'73年の期間にわずか17枚のシングル、たった一枚のLPしかリリースしていないのだが、その唯一のアルバムがスウィートの名盤…

 Under The Influence Of... / Love Unlimited('73)

'73

あのバリー・ホワイトの秘蔵っ子がラヴ・アンリミテッド。 そのバリー・ホワイトがプロデュースをし、バリーとジーン・ペイジがアレンジをしているのがこのアルバム。以前採りあげた『In Heat』の前年に出されたのですが,ここでも「愛のテーマ」(インスト…

 Afrodisiac / Main Ingredient

'73

ニューヨーク出身のヴォーカル・トリオ。キューバ・グッディングの声ほど,「シルキー」という言葉が似合う歌手はないだろう。コーラスも黒人特有のアクを抜いたかのようなスムーズなものだし。例えるなら,喉ごしのよいなめらかな蕎麦みたいなもの。味付け…

 Cameo / Dusty Springfield 

'73

大好きなシンガーと大好きなソングライター/プロデューサー・チームが組んだアルバムだから、内容が悪いはずがない。イーヴィー・サンズやオリジナル・キャスト、ジーン・レディング、フォー・トップスのアルバムに深く関わっているデニス・ランバートとブラ…

 The Harvey Averne Barrio Band / Harvey Averne Barrio Band

'73

以前、本家サイトの方で『Viva Soul』を採りあげたピアニスト兼ヴァイブ奏者のハーヴェイ・アバーン。 ラテン〜ブーガルー〜ソウルの名盤と思って購入したんだけど、A-1の「Girl From The Mountain」に針を落としたら拍子抜け。普通に耳障りのいいソフトロッ…

Press On / David T. Walker

'73

David T. Walkerの5作目。David T. Walkerの最高傑作といっても間違いないのだろう。アイズリー・ブラザースの「I Got Work To Do」から始まって、全10曲中9曲がカバー曲。David Tのヴォーカルが聴ける(!)「Press On」だけがオリジナル曲。デルフォニッ…

 南正人ファースト・アルバム / 南正人

'73

『ファーストアルバム』と銘打っているが、'71年の『回帰線』に続く2ndアルバム。 八王子の築200年といわれる農家に移住して、その農家で録音されているのだが、中ジャケに写る写真の雰囲気が素敵なんだよね。そこに写っているのは結成されたばかりのキャラ…

HOSONO HOUSE / 細野晴臣

'73

はっぴいえんど解散後の1stソロ。 大晦日の買い物に運転手としてつきあうことになり、棚からひとつかみ。クラシック至上主義の妻(ピアノの講師、38歳)でも許してもらえそうな盤はないかと、しばし考えた結果がコレ。それ以来、車内ではコレばかりです。 ソ…

Norman Feels / Norman Feels

'73

私の猟盤活動の参考書の一つがレコード・コレクターズ誌2000年4月号。そう「ニュー・ソウル特集」号だ。 「ニュー・ソウル・アルバム100選」で紹介されているノーマン・フィールズの1stが初めてCD化されました。デトロイト出身ということ以外は全く不明だ…

Preacher Man / Impressions

'73

カーティス・メイフィールド脱退後にリロイ・ハトスンが加入するのだが,これはその2作目に当たもの。リロイの諸作品でもおなじみのリッチ・テュフォがプロデュースに当たっている。となるとナチュラル・フォーやリロイのソロ作品のようなサウンドを期待す…

Margie Joseph / Margie Joseph

'73

Voltレーベルからアトランティック傘下のコティリオンに移籍した直後にリリースされた3rdアルバム。 移籍してからの彼女の盤はどれも甲乙つけがたいほどの出来なのだが,「I'll Take Care Of You」や「I'd Rather Go Blind」などのカバーを聴くと,彼女のデ…

 Coffy / Roy Ayers

'73

ブラックスプロテーションもの('70年代に流行した黒人が主役の映画の総称)のサントラとして、もはや超有名盤ですね。 カーティス・メイフィールドの『Superfly』やウィリー・ハッチの『Foxy Brown』が唄もの中心だったのに対して、このサントラはロイ・エ…

Abondoned Luncheonette / Hall & Oates

'73

HALL & OATESの2作目。 '80年代には大ヒットを連発した彼ら,若い頃はシグマ・サウンド・スタジオのハウス・ミュージシャンとして多くのフィリー・ソウルの録音に参加しているらしい。 この2作目は自分たちのルールであるR&B趣味を遠慮無く披露した作品。④…

 Diana & Marvin / Diana Ross & Marvin Gaye (1973)

'73

1973年の作品ですから、『TROUBLE MAN』と『LET'S GET IT ON』の間にリリースされたもの。 ご存じのようにマーヴィン・ゲイは'64年にMARY WELLSと、'66年にKIM WESTONと、'67、'68、'69年にはTAMMI TERRELLとのデュエット・アルバムを発表している。そのTAMM…

Imagination / Gladys Knight & The Pips (1973)

'73

GLADYS KNIGHT & THE PIPSがモータウンからブッダに移籍してリリースした1作目。 一曲目の「Midnight Train To Georgia」がチャート1位になった勢いもあって,アルバムも大ヒット(♯9)。「Where Peaceful Waters Flow」(♯6),「Best Thing That Ever Ha…

What Color Is Love / Terry Callier (1973)

'73

素晴らしいジャケット。女性が登場するジャケットは,それこそ数限りなくあるが,これほど美しいジャケットはそう多くはないハズ。しいて挙げれば,Leon Wareの『Musical Massage』くらいか・・。『Musical....』は,ジャケットの雰囲気同様に男女の性愛をテ…

Pillow Talk / Sylvia (1973)

'73

甘茶の帝王がMomentsなら,女王がこのSylviaであることは疑いの余地がないでしょう。そのMomentsやWhatnautsが所属していたオール・プラティナム・レコードの経営者でもあった彼女。作曲家,プロデューサー,経営者としても一流の”Sexy Mama”が,シンガーと…