映画

クイーンズ・ギャンビット  Queen's Gambit

『クイーンズ・ギャンビット』予告編 - Netflix 松永良平さんのインスタで知った番組。 ネットフリックスのオリジナルのミニ・シリーズ。 児童養護育ちの女の子ベスが、チェスの世界で勝ち上がっていくという内容だが、主人公は勿論、他の登場人物も一人一人…

あの子を探して('99 チャン・イーモウ監督)

BSで録画したまま、3年以上塩漬けにしてあった映画。 政治的には中道、リベラルのつもり。 映画上のこととはいえ、中国人の国民性を垣間見ることができる。 自分の給料増額のためだけに、生徒をおっぽいて街に出ていく代用教員の主人公。 そんな彼女が最後に…

マーニー ('64 アルフレッド・ヒッチコック監督)

ティッピー・ヘドレンと若き日のショーン・コネが主演のサスペンス。 1964年公開ということは、007シリーズでいうと「ゴールドフィンガー」の頃。 映画「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」の中で、この「マーニー」のことがネタ(もともとヒッチコッ…

Blue / Joni Mitchell ('71 Reprise)

インスタの方で #jonimitchell をフォローリストに入れているんだけど、最近、彼女の「River」を歌っている動画をしきりに見かけるようになった。そうか、これはクリスマスの歌だったんだよね。世の中はクリスマスで浮かれているのに、恋人と別れたばかりの…

天国は待ってくれる('43 エルンスト・ルビッチ)

映画メモ。昨日見た映画。 一番好きな映画監督はビリー・ワイルダー。そのワイルダーは若き日に、このルビッチのもとで修業をしていたという。 彼のオフィスには「ルビッチならどうする?」という貼り紙があり、捜索に励んでいたたという。 さて、映画の中身…

 ザ・インタープリター(シドニー・ポラック監督 '05)

アフリカのマトボ共和国。独裁的な大統領ズワーニが治めるこの国では、民主化を目指す多くの活動家の命が無惨に奪われていた。マトボに生まれた女性シルヴィア・ブルーム(ニコール・キッドマン)は、現地のクー語の通訳として5年前からニューヨークの国連…

 ファントム・オブ・パラダイス('74)

ブライアン・デ・パルマ監督作品。 「オペラ座の怪人」をロック・ミュージカルに仕立て上げて、極彩色に塗りこめた映画。 敵役のスワンを演じるのは、ロジャー・ニコルズと組んで「We've Only Just Begun」、「Rainy Days And Mondays」などの名曲を作詞した…

 ブロードウェイと銃弾('94)

ウッディ・アレン監督作品。 ウッディ・アレンにしては珍しく、変な臭みがなく、エンターテインメント性のある映画。 駆け出しの脚本家が書いた戯曲が、さまざまな横やりが入って、次第に形を変えていくというプロット。 あれ、このプロット見覚えがあるぞと…

 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月('04)

ブリジット・ジョーンズの2作目。 この手の映画は何にも考えずに楽しめればOK。 内容はともかく、流れてきた音楽がなかなかのもの。 Joss Stoneの「Super Duper Love」やCarly Simonの「Nobody Does It Better」の使い方もいいのですが、一番は重要なシーン…

 竜馬の妻とその夫と愛人(市川準 監督 '02)

三谷幸喜の劇作品の映画化ということで期待して見たのだが、ひどすぎる。2時間を返してほしい。 その原因はひとえに夫役の木梨憲武にあることは間違いない。 ★

 箱入り息子の恋('13)

今や飛ぶ鳥を落とす勢いの星野源と夏帆が主演。 夏帆って、もともとけっこうコアな音楽ファン。この映画の3年ほど前に、ソロデビューしたばかりの星野源の『ばかのうた』をフェイバリットなアルバムとして紹介していたほど。 その二人が演じるのは、堅物な3…

 3月に見た映画 その4

カレンダー・ガールズ('03年 ナイジェル・コール監督) 舞台は英国のネイプリー。主婦たちは、女性連盟の集会をささやかな楽しみとしていた。その内容は「ブロッコリーの育て方」とか「ジャムの作り方」とか、すっかりマンネリ化。メンバーのクリスとアニー…

 3月に見た映画その3

7つの贈り物('09 ガブリエレ・ムッチーノ監督) 過去のある事件によって心に傷を抱えながら生きる男ベン・トーマス。彼は7人の名前が記されたリストをもとに、ある計画を実行しようとしていた。それは、7人がある条件に一致すれば、彼らの運命を永遠に変…

 3月に見た映画その2

シャイン('96 スコット・ヒックス監督) 後に「幸せのレシピ」や「ヒマラヤ杉に降る雪」をつくるスコット・ヒックス監督作品。 オーストラリア出身の現役ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの半生を映画化したもの。本作で聴かれる演奏の大半はヘルフゴ…

 3月に見た映画

スーパーボウルが終わったので,2月以降はちょこちょこと映画を見ている。 今月見たのは7本。いずれもBSで放送されていたもの。 失われた週末('45) 大好きなビリー・ワイルダー監督作品。 でも,これはコメディではなくアル中の作家を描いたシリアスなも…

 パピヨン('73)

昨日の『華麗なる賭け』に続いて、スティーヴ・マックィーン主演の映画。 中学生のころに見て以来だから、30数年ぶりというところかな。スティーヴ・マックィーンって、「大根役者」てのが定評だったけど、この映画での演技は鬼気迫るものがある。特に真っ暗…

 華麗なる賭け('68)

録画してあった『華麗なる賭け』を見る。 実は初見。 ストーリーを楽しむというよりは、マルチ・ウィンドウの画面と音楽(ミシェル・ルグラン)を楽しむ映画。 一つ一つのシーンを楽しむのも、映画を見る視点としては有りかと思いますからね。そういう視点か…

 2本

久々に映画のネタ。 先週の三連休に見たものです。 愛と追憶の日々('83 ジェームズ・L・ブルックス監督) 「愛と・・・」で始まる邦題の映画が多くて、 すでに見たのか見ていないのかはっきりしないものが多い。 いつも頼りにしている「みんなのシネマレビ…

 フェイク ('97)

アル・パチーノ、ジョニー・デップ主演のマフィアもの。 アル・パチーノが演ずるのはレフティはブルックリンのマフィア。ただし、年寄りなのに下っ端。かつて目をかけてやった若い者にバカにされながらも、細々とやっている。ジョニー・デップが演ずるジョー…

 トゥームストーン

いわゆるOK牧場の決闘を描いた西部劇。ワイアット・アープ役をカート・ラッセルが、ドク・ホリディ役をヴァル・キルマーが演じているという、なんだかB級臭さがプンプンするような配役。当然のことながら、ワイアット・アープやドク・ホリディを格好良く描い…

 リアリティ・バイツ

ウィノナ・ライダーとイーサン・ホークが主演。自己評価が高すぎる若者が、現実に噛みつかれる(リアリティ・バイツ)という映画。現実をよくわかってない10代だったら、楽しめるかも知れませんが・・・。 この頃のウィノナ・ライダーはかわいいなぁ。 ★

 プラクティカル・マジック

サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンが共演したファンタジー映画。2人は魔女の姉妹なんだけど、ニコールの恋人がゾンビになったり、サンドラに恋の予感がしたり、最後はなんだかだまされたような結末に。 2人の叔母役のダイアン・ウィーストがまだま…

 イズント・シー・グレート(’00)

日本未公開だとのこと。ベット・ミドラーが実在した女流作家の半生を演じている。映画そのものは伝記映画にありがちな、やや退屈な仕上がり。伝記映画は描かれている人物のことをまったく知らない場合、面白さは半減してしまいますからね。アメリカ人が山田…

 2010年に見た映画

途中でメモをしなくなったため、はっきりした数は不明ですが、約100本といったところでしょうか。 気に入ったのは、順不同でこの8本。 バーン・アフター・リーディング(’08 コーエン監督) コーエン兄弟のおバカな映画。ブラピのあんちゃんぶり、マクドー…

 今週見た映画

鳥(’63) 約30年ぶりに視聴。と言っても、断片的なシーンだけが記憶の片隅にあるくらいで、ストーリーはまったく覚えていなかったことが判明。ただ、ストーリーを云々する映画ではないということも、今回見てみてわかったこと。息子ミッジと母親(ジェシカ…

 メモ

不毛地帯 仲代達矢の死んだ目の恐ろしさ。 華麗なる一族 木村拓哉版とは 似ても似つかぬ程の重厚さ。二子役の酒井和歌子が可憐です。 ワイルド・ワイルド・ウェスト SFウェスタンというと、ユル・ブリンナーがロボット役を演じていた「ウェスト・ワールド」…

  デンジャラス・ビューティー(’01) デンジャラス・ビューティー2(’05)

サンドラ・ブロック主演のコメディの正編&続編。 FBIのいけてない女刑事が爆弾犯人を逮捕するために、ミス・アメリカコンテストの候補者に扮装して出場するというドタバタ喜劇。ストーリーそのものは荒唐無稽なんだけど、方の力を抜いて楽しめる映画にな…

 いつも2人で(’67)

オードリー・ヘップバーン主演+スタンリー・ドーネン監督+ヘンリー・マンシーニ音楽 となると悪いハズがない。オードリーがスタンリー・ドーネン監督と組んだ作品は「パリの恋人」(’57)、「シャレード」(’63)に次ぐ3作目になるが、この「いつも2人で…

 バーン・アフター・リーディング('08)

コーエン兄弟監督作品。 コーエン兄弟の映画につきものの、普通っぽいんだけどちょっとずれているおバカな役柄が次々と出てくるのです。ジョージ・クルーニーは地下室でスケベなイスをつくって悦に入っているランニング中毒の連邦保安官。ジョン・マルコビッ…

 野のユリ('63)

この映画を初めて見たのはたぶん中学生の頃。それから30年以上経っているのだけど、シドニー・ポワチエとシスターたちが歌う「エーメン、エーメン」というメロディは耳から離れていない。それくらいこの歌の力は大きいものなのだ。 舞台はメキシコに隣接する…