'72
Chip CarpenterとBucky Wienerによるアコースティック・デュオの唯一のアルバム。 なぜかモータウン傘下のNatural Resourcesからリリースされてます。 基本的にはC,S & Nのフォロワーと言っていいのかな? ドライヴ感がある「Must Be The Wrath」やスティー…
Cornell Dupreeが8日に亡くなったそうだ。 All Music Guideで彼が参加したアルバムを眺めてみたら、あの名盤も、この名盤も・・・。 有名なものでいうと、King Curtisの『Live At Fillmore West』や同日のアレサ・フランクリンの『Live At Fillmore West』、…
モータウンがデトロイトを離れてL.A.に移った'72年。このグループもモータウンを離れてダンヒルに移籍。これはその第1弾で、もちろんスティーヴ・バリ、デニス・ランバート、ブライアン・ポッターのプロデュース。 私はこの白人プロデューサーたちが作る歌…
ちょっと小汚いドリカム状態のジャケットが印象に残る一枚。と言っても、今やドリカムが3人だったのは、はるか昔の話ですね。ま、いいか。 シカゴのマーヴィン・ヤンシーが送り出したスウィートのグループ。アレンジはトムトム84。シカゴものといってもリリ…
ブライアン・ポッターと組んで,数多くのヒット曲(オリジナル・キャストの「Mr.Monday」やグラス・ルーツの「Two Divided By Love」、ハミルトン・ジョー・フランク&レイノルズの「Don't Pull You Love」、プレイヤーの「Baby Come Back」など)を生み出し…
オリジナル・アルバムとしては6作目になる。もはやただのキッズ・グループではないぞという意気込みが感じられる一枚だ。それはブラック・シネマ調(というかアイザック・ヘイズ風)の「Lookin' Through The Window」やハイ・サウンドのようなぶ厚い音が支…
三人編成になってから初めてのアルバム。このグループは他のアルバムのモノも含めて,曲がいいんですよ。このアルバムも曲を書いているのはVernon Bullockというライター。Jr.Walker の「What Does It Take」やフォー・トップスの「Yesterday's Dream」を書…
セルジオ・メンデス&ブラジル'66のメンバーにして、ハーブ・アルパート夫人のラニ・ホール。これは旦那の会社からリリースした1stソロ。 1曲目からレスリー・ダンカンの「Love Song」のカバー。オリジナルのきれいなメロディは活かしながら、より湿度を増…
モータウンにファンク・ブラザースがいたように、Invictus / Hot Waxではこのポリティシャンズが多くのレコーディングに参加して、あの躍動感のあるサウンドを作っていたようだ。もともとはデトロイトの名プロデューサーであるドン・デイヴィスに見いだされ…
ジャクソン・ブラウンの1st。デビュー盤とはいながら、副題に”Saturate Before Using(すでに浸透している)”と名付けるほど、満を持して登場した自信が表れている。 シングル向けの派手な曲調はジェシ・デイヴィスが参加している「Doctor My Eyes」の1曲の…
'60 年代初頭からのキャリアを誇る鍵盤奏者エディ・パルミエリの名作ライヴ盤。前作で共演したHarlem River Driveを従えてニュー・ヨークのシンシン刑務所を慰問した時のものだ。伝統的なサルサの骨格はそのままに、ニューヨーク流のジャズやソウルのエッセ…
傘下のMowestからのリリースとはいえ,こんな盤が出るんだからモータウンの間口の広さと懐の深さは相当なもの。基本的にはフォークロック路線(バンジョーとスティール・ギターが登場する「Country Tune」なんて曲も!)の白人黒人男女混合グループ。フリー…
変な話ですが,期待通り(?)の音の悪さにこちらはにんまり。やっぱりモーメンツは温泉の巨大浴場の中で湯煙に見え隠れするような音じゃないと珍棒が反応しないものです。実際に音がクリアになってしまった'76年の『With You』は「With You」と「I Don't Wa…
'72年のアトランティック・レーベル,アメリカン・サウンド・スタジオ録音,トム・ダウド&アリフ・マーディン・・・と名盤に必要な条件を備えてますから中味は保障付き。 コクのあるヴォーカル,レジー・ヤングらによる濃厚なバックトラック,レイドバック…
ウッドストック周辺のセッション・ミュージシャンが集まったバンドのデビュー作。 このアルバムの後,2枚リリースしてますが,ラスト作となった『Rhinestones』では,ブルー・アイド・ソウルに根ざしたA.O.Rになっています。 この盤でも「Living On My Own …
元チェアメン・オブ・ザ・ボードのダニー・ウッズがインヴィクタスからリリースしたアルバム。曲作りもプロデュースも、インヴィクタスの看板、H=D=H。チェアメンは4人それぞれがリードをとれるところが強みだったが、その中にあってこのダニーは張りがある…
総勢7人のファンク・バンドのアルバム。スライ&ザ・ファミリー・ストーンの有名なあの曲からグループ名をいただいているのだろう。アルバム全体には、スライに共通するようなファンキーな曲が詰まっている。昔だったらいざ知らず、ファンク系には腰が動か…
ジャズ,ソウル,ファンクなど,数百枚の名盤に参加している名手バーナード・パーディの5枚目のソロ。フライング・ダッチマンからのリリース。 1曲目からRichard TeeのエレピやCornel Dupreeのギターが心地よい「What's Goin' On」のカバーからスタート。…
ペルハム兄弟とガードナー兄弟の二組の双子ともう一人。クリーヴランド出身のキッズ・グループが、ニュー・ジャージーのオール・プラティナムからリリースした盤。キッズ・グループといっても、第一人者のジャクスン5ほどプロっぽくないところが欠点でもあ…
今年になって、TBS系列のドラマでこの「ベンのテーマ」が採用された時には、その選曲眼に流石とうなずいたものです。初めて聴いたのは水野晴郎の水曜ロードショーで前作の「ウィラード」に引き続いて「ベン」が放映された時。子どもながらにこの曲の切な…
一定の年齢以上の方にはとても懐かしい「Mamy Blue」のカバーで始まる一枚。後半のキーボードの暴走ぶりが爽快な曲だ。 このラエルシオ・ジ・フレイタスはマルチ鍵盤奏者として様々なアーティストとのセッションに参加しているという(有名なところではアナ…
ベイエリア・ファンクの雄、タワー・オブ・パワーの2nd。 最強のヴォーカリスト、レニー・ウィリアムスが参加する以前のものなので、ややヴォーカルが弱い気もするが、それでもロッコのベース・プレイ、デヴィッド・ガリバルディのドラムの切れ味の良さは並…