Young, Gifted And Black / Aretha Franklin('72)

howdymoon2011-05-11


Cornell Dupreeが8日に亡くなったそうだ。
All Music Guideで彼が参加したアルバムを眺めてみたら、あの名盤も、この名盤も・・・。
有名なものでいうと、King Curtisの『Live At Fillmore West』や同日のアレサ・フランクリンの『Live At Fillmore West』、Donny Hathawayの『Live』など、両手両足でも足らないくらいだろう。
同じように大好きな歌伴ギタリストのDavid T.Walkerは、歌の合間にきらりと光るオブリを弾く名手。それに対してコーネル・デュプリーの方は、リズムのカッティングに徹して、曲のグルーヴを作り出す職人というイメージを勝手に持っている。


彼が参加しているアルバムの中で、今日の通勤時に聴いたのはアレサ・フランクリンの『Young, Gifted And Black』だ。
彼女の曲の中でも一番好きな「Day Dreaming」の右チャンネルから聞こえてくるエレキ・ギターはCornell Dupreeの手によるものだろう。続く「Rock Steady」は、バーナード・パーディのドラム、チャック・レイニーのベースと絡み合いながら極上のグルーヴ創り出している。
この2曲に加えて、1曲目の「Oh Me Oh My」、4曲目のタイトル曲、「All The King's Horses」「A Brand New Me」と続く、このアルバムのA面は最強の曲が並んでいるな。


このアルバムの中で、彼のギターが最も光っていると思うのは「First Snow In Cocomo」。ここでは、トーンを幾分かマイルドにさせて、随所に素晴らしいオブリを聴かせてくれている。オルガンはDonny Hathaway、ベースはChuck Raineyだ。

コーネル・デュプリーの参加アルバムを探して、あれこれと聴いていたら、ブラック・ミュージック熱が少しだけ復活したようです。

動画はKing Curtis & The King Pinsの「Memphis Soul Stew」。1分45秒あたりでコーネルの素晴らしいプレイが登場します。

Young Gifted & Black

Young Gifted & Black