'76

 Seagulls And Sunflowers / Naomi Lewis ('76)

先日1stの『Cottage Songs』を紹介したNaomi Lewis。 今日は2ndの『Seagulls And Sunflowers』。最初の印象は1stよりもややハードな演奏になったかな? というもの。 ハードと言ってもファズ・ギターが味付け程度に鳴っている程度だったり、エイト・ビートの…

 Al Boyd Presents The Real Truth / The Truth(’76)

クリーブランド出身のグループ。Truthというと、あのブラインド越しにグラマラスな美女が覗いている『Coming Home』というアルバムをアナログで持っているのだが、このCDはその頃の未発表曲をまとめたもの。 曲を云々する前に、とにかく音が悪い。’30年代の…

 Joe And Bing / Joe And Bing (’76)

ジョー&ビングの2ndアルバムがCD化されました。またもや韓国のBIG PINKレーベルからのリイシューです。。このBIG PINKにしても、Bella Terraにしても、韓国のレーベルはすごいですねぇ。ディスクユニオンでも、こんなイベントが行われるみたいです。 さて、…

You Name It / Dynamic Superiors

'76

Dynamic Superiorsの1st、2ndと紹介してきましたので、ついでに3rdも。 あのオカマ系シンガートニー・ワシントンが率いるダイナミック・スーペリアーズの3rdアルバム。今回のジャケは今までのものよりもちょっとおとなしめです。それでもちゃんとお化粧して…

 Sequoiah / Sequoiah

ジャケットだけ見ると、ネイティヴアメリカンの音楽のように思えるでしょうが、'76年にリリースされたカントリー色がふりかけられたフォーク・ミュージック。こういうアコースティックで、低音の男性ヴォーカルのものはホントに和む。良質な緑茶といったとこ…

 I'm In Heaven / Touch Of Class

'76

'70年代中期にはそれこそ雨後の筍のようにコーラス・グループが生まれては消えていったのだが、このタッチ・オブ・クラスもその一つ。フィラデルフィア出身だから当然のようにこの盤もシグマ・サウンド・スタジオ録音だ。スタジオのハウス・バンドのMFSBから…

 What You Need / Side Effect

'76

L.A.で結成された男3人女1人(女性は2代目)のコーラス・グループ。「Always There」がフリー・ソウル・シーンから注目されたせいか派手なイメージがありますが、意外にもけっこう硬派な音作り。歯切れの良いちょっと堅めの音に本格的なヴォーカルが乗っ…

 Happy Being Lonely / Chi-Lites

'76

ユージン・レコードが脱退し、長年在籍していたブランズウィックからマーキュリーに移籍してから初めて出したアルバム。 作曲・リード・ヴォーカルを務めていたユージンが抜けた穴は確かに大きいが、楽曲のクオリティは勝るとも劣らないものだし、Tom Tom 84…

 Band Of Thieves / Band Of Thieves

'76

ミネアポリス出身の白人黒人混合の8人組(うち3人はホーン・セクション)。ブラック・ディスク・ガイド誌の「究極のLPコレクション」の掲載されている盤。Web上でもほとんど情報が入手できないのだけど、なるほどコレはレアなだけでなくて、内容も大推薦…

American Flyer / American Flyer

'76

エリック・カズ,クレイグ・フラー,スティーヴ・カッツ,ダグ・ユールが組むという,いささか地味めなスーパー・グループ。 4人の作った曲がほぼバランス良く並んでいて,飽き性な自分にはありがたい。スティーヴ・カッツの柔らかなヴォーカルが楽しめる「…

A Taste / Ricardo Marrero & The Group

最近話題になっていたリイシューを店頭で発見。リカルド・マレーロのアルバムといえば、「Feel Like Makin' Love」のカバーが収められていた『Time』をよく聞いたものでしたが、この『A Taste』という盤は激レア盤だとのこと。レア・グルーヴ・ディスク・ガ…

Throw Me A Bone / Rob Galbraith

'76

ユニオンの新宿本店1階にいた時に、1曲目の「Just Be You」が流れていたのを聴いて即、購入した盤。 この「Just Be You」は、軽快なテンポで爽やかに駆け抜けるライトメロウな曲。これから暖かくなる季節、まさにドライブの友的なヤング・ソウルです。フリ…

Could It Be Magic / Anthony White

'76

今まで探してたんだけど、アナログは高価だし、CDは見あたらないしで、なかなか聴けなかった一枚。ギャンブル&ハフやデクスター・ワンゼル、ノーマン・ハリスらが絡んでいるフィリーの幻の名盤。声質はテディ・ペンダーグラスの男臭さやセクシーさを少し…

This Way Upp / UPP

'76

ギタリストが加入して4人組になったUPPの2ndアルバム。 そのせいで、前作で派手に弾きまくっていたジェフ・ベックの参加は2曲のみ。そのベックの『Wired』のアシスタント・プロデューサーだったクリストファー・ボンドがプロデュースを担当しているんだけ…

 Windless Blue / 風

'76

4つ上の従兄弟の家。小学生の頃に彼の家で荒井由実、井上陽水、エアロスミスやアメリカを聴いたのが私の音楽原体験。この”風”というユニットもそこでよく聞こえてきたものです。「22歳の別れ」や「なごり雪」のイメージが一変したのが、一曲目の「ほおづえ…

 G.C. Cameron / G.C. Cameron

'76

元スピナーズのリード・ヴォーカリストであったG.C.Cameronの'76年作。 彼のアルバムの中ではそれほど有名なものではなくて,本やウェブ上でも採りあげられているのを見たことがなかったのですが,内容は本格的なソウルで,なかなかよいものです。ジーン・ペ…

Buffalo Smoke / Lou Courtney

'76

'74年の『I'm In Need Of Love』が大人気のルー・コートニーが'76年にリリースしたアルバム。ソフト&メロウな前作とはうってかわって,こちらはファンキーな曲が並ぶアルバム。冒頭の「Call The Police / 911」はP-FUNKのGlenn Goinsのゴリゴリしたギターが…

Street People / Street People

'76

ニュー・ジャージー出身の5人組が'76年にリリースした唯一のアルバム。いみじくも甘茶ソウル百科事典で「コレで踊らずに何で踊るんだって位のモン」と表現された「Never Get Enough Of Your Love」で幕を開ける盤。その「Never...」をはじめとして,続く「D…

kellee Patterson / kellee Patterson

'76

昨年『Maiden Voyage』が再リイシューされるなど、再び注目されていると思われるケリー・パターソン。これは彼女の名を冠した'76年の2ndアルバム。 『Maiden Voyage』はソウルとジャズの両方の要素をうまい具合にブレンドしたアルバムだったけど、これはどち…

 Impact / Impact

'76

'71年から'75年までテンプテーションズに在籍したダモン・ハリス(代表作は「Papa Was A Rolling stone」)がテンプス脱退後に結成したグループがこのインパクト。 ボビー・イーライをプロデューサーに迎え、シグマ・サウンド・スタジオで録音したフィリー・…

Young Hearts Run Free / Candi Staton

'76

サザン・ソウル界の至宝,キャンディ・ステイトンがディスコ路線に挑戦したワーナー期のアルバム。 コテコテのソウル・ファンには評判が悪いだろうが,今の耳で聞くと内容は決して悪くない。冒頭からガラージュ風でさえある「Run To Me」や「Destiny」の連発…

Illegal Stills / Stephen Stills

'76

スティーヴン・スティルスの7作目。というよりは相棒のドニー・デイカス作の曲も多いし、ドニーが歌っている曲も多いので、実質的には二人の共作アルバムといったところなのかな? スティルスの魅力はカントリー、ロック、ソウル、フォーク、ラテンなどの要…

Lydia Pense & Cold Blood / Cold Blood

'76

サン・フランシスコ出身の白人・黒人混合のファンク・ロック・グループ、コールドブラッドの6作目にしてラストアルバム。 ロック側に寄っている曲はクオリティが低くて、何回も聴く気がしない・・。B, S & Tのというかアル・クーパーの「I Love You More Th…

All Things In Time / Lou Rawls

'76

もともとポピュラー歌手として人気だった彼がPIRにやってきて、ギャンブル&ハフと組んだフィリー産のアルバム。 10代の頃、ヒット・チャート番組を愛聴していましたから、このアルバムの2曲目「You'll Never Find Another Love Like Mine」は私にとっては…

Showcase / Sylvers

'76

ファミリー・ソウル・グループのSylversの4作目。 プロデュースはライバル(?)のジャクソン5も手がけていたフレディ・ペレン。曲自体もジャクソン5のアルバムの中の1曲だと言われてもわからないような曲がチラホラ。とは言っても曲の魅力が損なわれる…

Loleatta / Loleatta Holloway

'76

今や”クィーン・オブ・ガラージュ”としてもてはやされている彼女だが、これはサルソウル系列のゴールド・マインドに移籍しての1枚目。 「Hit And Run」、「Dreamin'」、「Ripped Off」など、サルソウル・オーケストラをバックに従えたフィリー録音のものは…

Let Your Mind Be Free / Brother To Brother

'76

この5人組のファンク・バンドの詳細は今ひとつわかっていないのですが、オール・プラティナム傘下のTurboからリリースされているところを見ると、ニュー・ジャージー周辺のグループでしょうか? 気だるい雰囲気のラテン・ナンバー「Visons」はジャズ・ファ…

Long May You Run / Stills-Young Band (1976)

'76

SとYが奇跡的にも二人だけで組んだアルバム。 初期の録音にはCとNも参加してコーラス部分をオーバーダブしたのだが、結局CとNののコーラス部分を消し去ってSとYのアルバムとしてリリースされたという。アルバムの完成後のツアーで結局は分離してしま…