Throw Me A Bone / Rob Galbraith
ユニオンの新宿本店1階にいた時に、1曲目の「Just Be You」が流れていたのを聴いて即、購入した盤。
この「Just Be You」は、軽快なテンポで爽やかに駆け抜けるライトメロウな曲。これから暖かくなる季節、まさにドライブの友的なヤング・ソウルです。フリー・ソウル系の曲が好きな人は、イチコロでしょう。
このロブ・ガルブレイスはもともとはナッシュヴィルのスワンプ系シンガーソングライター。ただし、2曲目の「I Majored In Jive」やや4曲目の「White Boy In The Woodpile」にはジャジーなギターやエレピの響きが色濃くて、スワンプと言うよりも、ブルーアイド・ソウル系のAORといった方がしっくり来るものです。スワンプの泥の跡もしっかり残っていて、「Damn It All」や「Inspire Me」のようないかにもナッシュヴィルっぽいアーシーな曲もなかなかいいものです。
’76年のリリースですから、まだまだA.O.R.が第一線に登場していない頃、そんな過渡期的な色彩が濃いアルバムです。