'77

White Horse / White Horse ('77 Capitol)

丑年にちなんで牛のジャケットを探す。定番の『原子心母』は持ってないので、コレ。フィフス・アヴェニュー・バンドのジョン・リンドとケニー・アルトマンがイギリスのS.S.W.のビリー・ニコルズ('67年の『Would You Believe』が有名)と組んだバンドの唯一…

 Love At First Sight / Dionne Warwick ('77)

ワーナー時代のディオンヌ・ワーウィックというと、トム・ベルがプロデュースした『Then Came You』、『Track Of The Cat』という名盤があるのですが、このアルバムもなかなかの水準です。一言でいえば、先の2作をさらにA.O.R.よりにさせたライトメロウなポ…

 We Are All In This Together / Chocolate Milk ('77)

たまにはブラック・ミュージックでも。 なにしろ自分の本籍地ですからね。 このChocolate Milkはニュー・オーリンズで活躍していたグループ。このアルバムもニュー・オーリンズの大御所 Allen Toussaintのプロデュースです。 といっても、いわゆるニュー・オ…

 Intuition / Caroline Peyton ('77)

昨日、久々に地元の中古屋で購入。 事前の知識は全くなかったのですが、ジャケットの美貌になぜかピンときて購入したもの。 ジョニ・ミッチェルやリンダ・ルイスを 引き合いに形容されているみたいですね。'77年にリリースされたこの2ndアルバム、 一曲ごと…

 West Coast Revival / West Coast Revival ('77)

これもMade in Koreaのアルバム。BIG PINKレーベルからのリイシューです。 名前の通り、L.A.の3人組ですが、ファンクあり、フォーキーあり、ロックっぽいものもありと、バラエティに富んだ内容のアルバム。それもそのはず。 プロデュースはThe Warのプロデ…

 Quail / Michael Kelly Blanchard ('77)

昨日ディスク・ユニオンから届いたうちの一枚。 Peter, Paul & MaryのNoel Paul StookeyがプロデュースしたS,S.W.もののアルバム。 裏ジャケにはMichael Kelly Blanchardと妻のGretaが笑顔で写っている。ドラムやストリングスが入ってくる曲もありますが、 …

 Songs For A City / Airborne ('77)

カナダのバンクーバー産のマイナー・グループ。 またまた韓国のBeat Ballからのリイシューです(盤おこしだけどね)。 レコード屋のサイトの紹介にもあるように、 C,S,N & Yタイプのコーラスとサウンド。 ニール・ヤングの「Old Man」もカバーしているし。 …

  Big Time(O.S.T.)/ Smokey Robinson('77)

スモーキー・ロビンソンの’70年代の諸作品が年末年始にかけてHip-Oからリリースされていて、3枚とも購入したのですが、紹介が遅れていました。 今日は『Deep In My Soul』との2in1でリリースされた『Big Time』について。今回初CD化されたものの一つですが…

Love You / Beach Boys (’77)

'77

‘77年のビーチボーイズ。その頃のぼくは中1で、ビーチボーイズと言えば、夏になると決まってラジオから流れてくる「Surfin’ U.S.A」であって、まさか現役で活動しているグループなんて思ってもみなかった頃。ちなみに、リアルタイムで聴いたのは、ヘンテコ…

 Deep In My Soul / Smokey Robinson

'77

今聴いているのはSmokey Robinsonの『Deep In My Soul』(’77 Tamla)。 '70年代のスモーキー・ロビンソンは、1,2のアルバムを除いてウエブの世界でもまったく無視されているようである。このアルバムもググってみても、まったく話題に上っていないようだ…

 The Eugene Record / Eugene Record

'77

チャイ・ライツを一時離れたユージン・レコードの1stソロ・アルバム。 ウォーキング・テンポの「Laying Beside You」で始まって、歌謡曲チックなスウィート「When We Pull The Shades」で終わる至福の45分間。全曲素晴らしすぎます。コーラス、ギター、エレ…

 Spaced / Milton Wright

2月頃に買った盤を今頃聴いているのだから、なんのために買ってるやら・・。 『Friends and Buddies』のミルトン・ライトが作った幻の2nd。1stの方も心地よいライトなマイアミ・ソウルで良かったのだが、こちらもなかなか。と、ここまで書いてみて、一つの…

 The Need To Be / Esther Satterfield

'77

チャック・マンジョーネがプロデュースした女性シンガーの2ndアルバム。 伸びのある高音が特徴で、不純物が一切混じっていないような透明感のあるソプラノだ。およそ黒人らしからぬ歌い方で、ブルー・アイド・ソウルの歌手といわれても絶対に気がつかないほ…

Hear To Tempt You / Temptations

'77

モータウンを離れアトランティックに移ってからの1作目。フィリー・ソウル衰退期とはいいながら、デトロイトの雄、テンプテーションズまでもがフィリー詣をした盤。プロデュースはロニー・ベイカー、ノーマン・ハリス、アール・ヤングが担当。後にグループ…

Three Thousands Miles From Home / New York Port Authority

'77

後期インヴィクタスが送り出したサックス,トランペットを含む6人組のファンク・バンド。エロイーズ・ロウズの『Ain't It Good Feeling Good』のバックを務めていたのが彼らだ。そのエロイーズも何曲かでセクシーな声を聴かせてくれている。 この盤の魅力は…

Turn On The Lights / Kellee Patterson

'77

『Maiden Voyage』のしっとりとした雰囲気も大好きなのだが、明るく微笑むジャケットと同様に明快でポップでハッピーなこの盤もまたよし。 '77年という時代がらディスコ・オリエンテッドな曲調も多いのだが、リズム・アレンジに過剰なところがないためにちゃ…

 Ain't It Good Feeling Good / Eloise Laws

'77

H=D=Hが設立したインヴィクタス・レーベルの最後のひと花。インヴィクタスといっても'60年代末〜'70年代初期にあったフォア・ビートや硬質な雰囲気は薄くなっていて,ディスコ全盛期の影響を受けている曲もかなりある。 セールスはまったく振るわなかったら…

 Rainbow / 大橋純子 & 美乃家セントラル・ステーション ('77)

'77

日本のチャカ・カーンとも言うべき大橋純子。はっきりいって「白い鎮魂歌」や「ラスト・ナンバー」のような歌謡曲そのものの曲調も混じっているんだけど、「フィール・ソー・バッド」や「ナチュラル・フーズ」あたりは、いわゆるクロス・オーバー(フュージ…

 Imaginary World / Family Brown

'77

ゲイリー・ブラウンが率いるファミリー・グループの唯一(?)のアルバム。全編、ゆったりしたリズムのミディアム・ナンバーが並んでおり、聞き流していくにはぴったり。レオ・セイヤーの「When I Need You」をカバーするソウル・グループなんて、あんまり考…

 Caress / Caress

'77

最近、再CD化されたみたいですが、8年前にP-VINEがリリースしたアナログ盤を手に入れました。 "caress"とは「愛撫」「抱擁」という意味らしいのですが,その名の通り,トロトロにとろけそうなスウィートもの。1曲目のフィリー・ダンサー「Opportunity」で…

 Did You Ever Have That Feeling / Jackie Lomax

'77

様々な音楽的変遷を経てきたジャッキー・ロマックスが'77年にリリースしたこの盤は,当時流行のボズ・スキャッグスあたりの雰囲気を感じさせるブルー・アイド・ソウル路線。A.W.B風の「Soul Light」,師匠であるジョージ・ハリソンの影響も感じさせる「Only …

 Maybe It's Lost / Lesley Duncan

'77

'77年にリリースしたレスリー・ダンカンの5作目。このアルバムがヒットしなかったこともあって,彼女のアルバムはコレが最後のようです。ヒットしなかったといっても中身は十分に充実したもの。1stの頃から6年経って,もともとの温かい声に大人のというか…

Down To Love Town / Originals

'77

長いキャリアを持つ割には冷遇されていたモータウンの月見草,オリジナルズの'77年のアルバム。タイトル曲の「Down To Love Town」をディミトリ・フロム・パリスがリ・エディットしたこともあって,再び脚光を浴びたようですね。ディスコ全盛期のため,A面…

 Anacostia / Anacostia

'77

あの名著『甘茶ソウル百科事典』の最初の項目に紹介されているアナコスティア(当たり前か?)の1st。 ご存じの方も多いとは思いますが,彼らの前身はプレジデンツ。 ヴァン・マッコイの秘蔵っ子たちですから,アルバムの全体を覆うのは心地よい横揺れのリズ…

 Let Me Ride / Windy City

'77

シカゴの重鎮,カール・デイヴィスが設立したChi-Soundレーベルからリリースした唯一のアルバム。プロデュースはそのカール・デイヴィス本人,アレンジにはTom Tom84,音楽監督にはソニー・サンダースもクレジットされています。サム・ディーズ作の3曲がと…

 Come Into Knowledge / RAMP

'77

Roy Ayers Music Productionsで,RAMPだそう。2人の女性ヴォーカルをフィーチャーしたシンシナティのジャズ・ファンク・グループ。 '77年にリリースされたばかりの頃は,ほとんど話題にならなかったようだが,レア・グルーヴの波に乗って再評価されたとのこ…

 Os Meus Amigos Sao Um Barato / Nara Leao

'77

邦題『ナラと素晴らしき仲間たち』のタイトルどおり,ナラ・レオンが1曲ごとにかつてナラのアパートメントに出入りしていた仲間たちやトロピカリズモの同志たち(ジルベルト・ジル,カエターノ・ヴェローゾ,エドゥ・ロボ,ジョアン・ドナート,アントニオ…

Close To You / Ebonys

'77

P.I.Rに残した『The Ebonys』は多くのソウル・ファンから絶大な評価を得ているマスト・アイテム。これはブッダに残した2ndアルバムからの6曲を中心に,トニー・キャミロがプロデュースした音源をまとめた編集盤。 紅一点のジェニー・ホームズは,後に元アン…

 TOKYO SPECIAL / 笠井紀美子

'77

もともとはジャズのフィールドで活動していた彼女。このアルバムは日本人アーティストたちの作品を採りあげて作った、まさにTOKYO SPECIALなアルバム。"東京"でも"TOKYO"でもなく、"トーキョー"と言っていいバタくさい印象だ。 全曲作詞は安井かずみ、バック…

Eloise / Eloise Laws

'77

インヴィクタスからリリースした『Ain't It Good Feeling Good』はCD化もされている人気盤だが、そのインヴィクタス倒産後にabcに移籍してリリースしたアルバム。 プロデュースはトム・ベルと共同で多くの傑作を生みだしていたリンダ・クリード。アレンジ…