'68

Within Myself / Lisa Miller (‘68)

このアルバムをレコーディングした当時は11歳のリサ・ミラー。 8歳の時にはモータウンの ライターだった母親のバックアップもあって、 モータウン傘下のV.I.P.からシングルもリリースしているとか。 '67年という時代柄、ソフトロック的な要素、 サイケ風味、…

 Sittin' At The Court Of Love / Unifics

'68

数年前にリイシューされた『Peaceful』が一部で人気を呼んでいたアル・ジョンソン。彼が'66年〜'72年に所属していたワシントンD.C.の4人組コーラス・グループがこのユニフィックス。 ヒットした「Court Of Love」やスタンダードの「Little Green Apples」な…

Som Tres Show / Som Tres

'68

セサル・マリアーノが率いるジャズ・ボッサ・トリオの盤。基本的にはピアノ・トリオ・スタイルだが,曲によってはスモール・コンボ・スタイルやヴォーカルを採り入れたものもある。ピアノ・トリオ・スタイルの曲の中では,ソリッドなベースに乗ってピアノが…

 Viva Soul / Harvey Averne Dozen

'68

”ブーガルー”という音楽の定義はイマイチわかっていないんだけど、そんなことなんてどうでもよく思えるような疾走感のあるアルバム。ノーザン・ソウル、ソフト・ロック、ラテンなテイストなどの要素がミクスチャーされて、生みだされたと言えば、中身が想像…

 This Is My Country / Impressions

'68

カーティス・メイフィールドが興したカートム・レーベルの第1弾。前作の『We're A Winner』あたりで完成されたソウル・コーラス・スタイルは,さらに磨きがかけられている。加えて「People Get Ready」や「We're A Winner」で聴かれたような,黒人意識の高…

Sun Songs / Tom Springfield

'68

ダスティ・スプリングフィールドの兄貴が'68年にリリースしたアルバム。妹の方はハスキーで粘りのある声、隠そうとしても出てきてしまうブルーアイド・ソウル・シンガーっぷりが特徴だが、兄貴の方は声も流れている音楽も淡い水彩画のような色調だ。「Brazil…

The Sidewalk / David T. Walker

'68

これまで紹介してきたアルバムのサイドメンとして,何回も登場してきたDavid T.の1st リーダー作。 ライナーによると,当時の彼はモータウンでMartha & The Vandellasの音楽ディレクターを務めていたとのこと。そこでちょっと寄り道をして彼女らのアルバム…

Valley Samba / Rio 3 (1968)

'68

このリオ・トレス、ドラムはBossa TresのRonald Mesquita、ベースは同じくOtaivo Baily Jr. そしてピアノはブラジリアン・ソフト・ロック(勝手なジャンルだなぁ)の大御所と言われるOsmar Milito。朴訥としたウッド・ベース、シンプルでタイトなドラムの上…

 The Notorious Byrd Brothers / Byrds (1968)

'68

音楽にはリアルタイムで聴くことによって、より輝きが増すタイプのものがある。'70年代中頃のパンク・ロックがその代表であり、私にとって初期のバーズもそのタイプだ。21世紀の今聴くよりも、リアルタイムで聴いていたとしたらもっと違った聞こえ方がしてき…