'78
自宅ディグシリーズ。たぶん、安かったから買ったんだろうな。 このPeople’s Choiceというグループは、フィリーのダンス・オリエンテッドなグループ。 延々とダンサブルな曲が続いていくのだが、残念なことにキャッチ―なフレーズやリフがないので、なかなか…
10代の後半からインプレッションズで活躍していた息の長いシンガー。これは彼が39歳の脂ののりきった時期にP.I.Rレーベルからリリースしたアルバム。 プロデュースはGamble & Huff。作曲も、ほぼ全曲、彼らとJerry Butlerの手によるものだ。 彼のヴォーカル…
クリス・レインボウの2nd。 一人ビーチ・ボーイズと言われているらしいけど、あまりそんな印象はない。 確かにその名も「Dear Brian」は、 コーラスや突然曲調が変わる複雑な展開などの点で、 ブライアン・ウィルソンへの愛があふれている トリビュート・ソ…
‘70年代後半という低迷していた時期のアルバム。 iPodのシャッフルで音楽を聴くことが多くなって以来、アルバムのトータル性という視点がなくなってしまい、単純にイイ曲が多いかどうかということが判断の基準になりつつある。その点から言えば、このアルバ…
翌年にリリースされた『Where There's A Smoke』で再びシーンの最前線に復活するのだが、このアルバムにもあちこちにその予兆が見られる。例えば「Being With You」タイプの「Madam X」。David Tのギターがキラリと光るこの曲は、ゆったりとした横揺れリズム…
昨日に引き続いてユージン・レコードのソロ・アルバム。これは'78年にリリースした2ndソロ。 ゆったりしたウォーキング・テンポの「Trying To Get To You」から始まって、木漏れ日ソウルと呼びたくなるようなゆったりした「Share My Life」まで至福の37分間…
なぜか急にKate Taylorのアルバムが欲しくなり、1stの『Sister Kate』と迷ったあげく、こちらの方を購入。 ご存じの方は多いと思うがあえて。ジェームス・テイラーを長兄とする音楽一家の彼女。これは7年ぶりの2ndアルバム。スティーヴ・ガッドやコーネル・…
長い間探していた盤。今までに店頭やオークションなどで見かけたこともあったのですが、5000円を超えていたこともあって、なかなか手にすることが出来なかったのです。それが、今回ユニオンの新宿店で1800円で見つけたのです。 このマデレイン、フリー・ソウ…
モータウンのテルマ・ヒューストンとシカゴ・ソウルの立役者ジェリー・バトラーが再びがっぷり四つに組んだデュエット・アルバム。とは言っても二人が単独に歌う作品が多く、二人が共演しているのは、まるでダイアナ・ロス&ライオネル・リッチーの「Endless…
A.O.Rと呼ばれるものは割と苦手なものも多いのだけど,これは大好き。メロディもヴォーカルも,演奏の質感も何もかも気に入ってます。どうやら宗教系のグループらしく,歌詞の中にも随所に「ハレ・クリシュナ」という言葉が出てきています。どの曲も何回も聴…
ここ数年の山下達郎の作品にはまったく興味がないんだけど、このRCA時代のクオリティの高さには尊敬の念さえ抱いてしまう。彼の音楽は濃密すぎて、一枚を聴き通すと疲れてしまうくらいなんだけど、このアルバムの場合は緊張と弛緩がほどよい程度でバラン…
もともとは'60年代初頭からシカゴで活躍しているベテラン・シンガー。 Okehレーベル時代にはいくつかのヒットを飛ばしているみたいだ。その後,Cotillion,Wand,Brunswickなどのレーベルを渡り歩いて,たどり着いた先がシカゴ・ソウルの大御所カール・デイ…
前作の 『Just A Stone's Throw Away』でわずかに見られたA.O.R 的傾向が,このアルバムではフルに展開されている。そのベースを作っているのがTOTOの面々やレイ・パーカーJr. といったL.A.勢。いずれも腕達者な者たちだが,特にジェフ・ポーカロのドラムの…
女性1人を含む7人組のヴォーカル&インスト・グループがこの7th Wonder。表ジャケや裏ジャケを見ていると、E,W & Fのバッタもんにしか見えませんが、なかなかどうして実力のあるグループ。何曲かあるファンク・ナンバーもアースのようなどぎつさがなくて、…
以前に紹介した『Young Hearts Run Free』と同様に、サザン・ソウルの女王がディスコ路線に挑戦したアルバム。「Victim」,「Honest I Do Love You」のようなアップテンポのナンバーも悪くはないのだが,「ホントの私はこうなのよ」ってでも言いたげに熱く歌…
先日は1stの方を紹介しましたが,これはまたまた同じタイトルの2nd。バラードものの3曲がなかなかイイ出来です。泣きのバラードの「Baby Don't Ever Leave Me」,女性のうなじをやさしく撫でているかのような「I Don't Need」,モーメンツの「I Don't Wanna…
イギリスのソングライター・コンビがたった1枚だけ残したアルバム。ジャケットを見てわかるようにむさ苦しい男たちだが,ココで聴ける10曲は極上のA.O.R。一聴して感じるのはシカゴ・ソウルへのあこがれだ(Ken Goldは後にThe Dellsの「Whatever Turns You …
アル・ジョンソンがプロデュースした謎の5人組グループ。ブラック・ディスク・ガイド誌の「究極のLPコレクション」にも紹介されていた盤です。 無骨とさえ形容できるコーラスのせいか、スウィートさはあまり感じられません。リード・ヴォーカルはハイ・テナ…
正体はよくわからない謎のグループなんですが、グレッグ・カーマイケルとパトリック・アダムスがプロデュース、アレンジを担当していることから、ニューヨーク周辺のグループなのかな? 前回のセレクト交換でこのアルバムの中の「Ain't Gonna Be A Next Time…
'78年という時代柄、ダンス・オリエンテッドな音楽なんだけど、凡百のディスコものに陥っていないのはホーンの使い方とギターやベースの躍動感から来るものだろう。 一曲目の「She Puts The Ease Back Into Easy」は動き回るストリングス、激しくブロウする…
サンタナやアズテカに在籍していたパーカッション奏者のピ−ト・エスコベードが娘のシーラ(ご存じシーラ・E)と組んでリリースした2nd。 フリーソウルのコンピにも収録された「Bolinas」が有名な盤ですね。たしかにこの曲は父と娘の穏やかなユニゾンのヴォー…
「USブラックディスクガイド」誌で究極のLPコレクションに挙げられていた一枚。 詳細は全くわかってないグループで、宗教系(ハレ・クリシュナ教というヒンドゥー教の一派)の音楽。とはいっても、時折聞こえてくる「ハレ・クリシュナ」という歌声以外は、宗…