Falling In Love With A Dream / Magnetic Touch

howdymoon2006-03-26



正体はよくわからない謎のグループなんですが、グレッグ・カーマイケルとパトリック・アダムスがプロデュース、アレンジを担当していることから、ニューヨーク周辺のグループなのかな? 


前回のセレクト交換でこのアルバムの中の「Ain't Gonna Be A Next Time」を候補に入れてました。まろやかなテナーにコーラスがからむ正統派のスウィート・コーラス・タイプのミディアム。今回はわずか6曲入りなのが残念ですが、待望のCD化なのです。


'78年のわりには音があんまり良くないんだけど、そんな欠点も全く気にならないほどの中身の良さ。基本的にはダンスものが中心なんだけど、ソウル好きの裏筋をそっとなでるような曲調ばかりで、俗なディスコものとは一線を画していますね。チープなコーラスと下手くそな女性リードの「Falling In Love With A Dream」、コーラスとリードの絡み合いがぞくぞくするほどかっこいい「Just In The Nick Of Time」、フィリー・ダンサー風の「Let's Make Love」と粒ぞろいの曲ばかり。それにしても、こんなものまでCD化されるなんて驚異的なことですね。