'70

Vocal Ease / B.J.Ward ('70 Catfish)

中古屋さんのサイトでは、3万円代後半〜5万円台の値段がつけられているこのアルバム。どういうわけか、うちのiTunesに音源があるのです。 このB.J.Ward、最近再発されたInner Dialogueのヴォーカルだった女性。このソロ・アルバムは、グループ解散後にオラ…

 Vou Deitar E Rolar / Doris Monteiro ('70)

笑顔がいっぱいのジャケットのせいか、湿度が低いエリス・ヘジーナのバージョンも大好きなんだけど、このドリス・モンテイロの方が、エリスよりも色っぽくて好きかな。

 Primordial Lovers / Essra Mohawk ('70)

ローラ・ニーロは数曲を除いて、実は苦手な歌手。 曲の構成がなんだか重苦しく感じてしまうのと、シャウトする時の声が苦しそうで、苦しそうで・・・・。自分の身を削りながら歌っているように聞こえてきて、正座しながら聴かなくちゃいけないように思えてく…

 Sunflower / Beach Boys ('70)

'70

彼らにしては珍しくダークな力強さを感じさせる「Slip On Through」で幕が開けるこのアルバム。一転してどこまでも高く登るかのような明るい「This Whole World」、そして 「Add Some Music To Your Day」につながるA面の流れが素晴らしい。特に「Add Some……

 Country Home / Bronco

イギリスのブルーアイド・ソウル・シンガーとして、マニアックな人気を呼んでいるJess Rodenが1970年に組んだバンドBRONCOの1stアルバム。これはすごい。とにかく曲がイイ。特にA面の4曲はそれぞれ違ったタイプながら、名曲揃い。キーワードを並べると、「ア…

 Everybody’s Talkin’ About Salena Jones

昨夜フジテレビを見ていたら、サリナ・ジョーンズと日本のJuJuなる歌手が、尾崎豊の「I Love You」を歌っていた。もちろん、英語訳でしたが。お茶の間の人は、サリナ・ジョーンズのことをどう思ったのでしょうかね? ちょうどこの日に、’70年に彼女がリリー…

 The Brief Encounter / Brief Encounter (’70) 

一時は25万円という、軽なら中古車が買えてしまうような値段でやり取りされていたという超・超・超レア盤のCD化。兄弟を中心にしたヴォーカル&インストグループが、’70年にリリースした1stアルバムです。 自己紹介的な1曲目の「The Brief Encounter」。…

 Songs Of David Lewis / David Lewis (’70)

最初にCD化された2003年に買いそびれてしまったモノ。ウィッシュリストに入れておいたら、あっという間に廃盤になっていたのです。それ以後ずっと探していたのですが、やっとアマゾンのマーケット・プレイスで発見。と、喜んでいたら、去年、韓国から紙ジャ…

 Complete Expressions / Hysear Don Walker

'70

ヤング・ホルト・アンリミテッドのサポート・メンバーだった鍵盤奏者の1st。同タイトルのパート2の方はCD化もされた人気盤だが、こちらは'70年に出されたパート1。 とはいっても、こちらの方も負けずとも劣らない内容。全曲インストなのだが、ゆったりした…

 The Deirdre Wilson Tabac / Deirdre Wilson Tabac

2月に上京した時に新宿のディスク・ユニオンで買った盤。またイギリスのJAZZMANレーベル関係の復刻なのかな? WEB上でもほとんど情報がないのだけど、ジャケットの写真を見ると男二人女一人の白人グループみたい。どれがウィルソンなのか、どれがディアドリ…

Funky Chicken / Willie Henderson & The Soul Explosions

'70

今日の帰宅途中にiPodからこの人の曲が流れてきて、久々にアルバムを通して聞いてみました。 シカゴのブランズウィック・レーベルなどで多くのアーティストの作品のアレンジを務めた人。Sonny Sandersとか、Carl DavisとかJohnyy Pateとかこの人の名前が載っ…

 Ladies Of The Canyon / Joni Mitchell

'70

30年以上もの長い間、高いクオリティを維持してきた彼女。その中でも人気が高いのが『Blue』や『Clouds』そして本盤を送り出したフォーク期だろう(個人的にはジャズ期の方が好きだが・・・)。 このアルバムは彼女の3作目。ずいぶんスッキリした声である。…

 Third Album / Jackson 5

'70

デビュー・アルバムから1年以内に3枚(クリスマス・アルバムも含めると4枚)もリリースされるのだから、当時の彼らの勢いがわかる。というよりもマイケルの声を生かすには急がざるを得なかったのだろうけど・・・。 やはり「I'll Be There」は彼らの名曲…

ABC / Jackson 5

'70

前作の大ヒット後、僅か半年のインターバルでリリースされた2ndアルバム。 このアルバムにも「ABC」というメガヒットや同タイプの「The Love You Save」が収められている。前作ではジャーメインがリードを取る曲が数曲あったのに対して、本作では「I Found T…

Writer / Carole King

'70

キャロル・キングの記念すべき1st ソロアルバム。 "Writer" とはまさに当を得たタイトルではないか。"Song Writer" としては自他共に認める存在であった彼女は,"Singer" としては自信が全くなくて,人前で歌うことを恐れていたという。そんな彼女のちょっと…

Untitled / Byrds

'70

初期のフォーク・ロックやスペース・ロックとされていた時代は苦手なのです。バーズで一番好きなのは『Sweetheart Of The Rodeo』です。この通称『名前のないアルバム』は様々な音楽スタイルを消化してきた彼ら(ロジャー・マッギンだけ?)が新生バーズとし…

 Emitt Rhodes / Emitt Rhodes

'70

‘70年にリリースされたアルバム。もはや私があれこれ言うこともないほど、有名(ホント?)なアルバムだと思うので、ちょっとした感想だけ。 ‘70年と言うことはビートルズが解散して、『McCartney』をリリースした頃。このアルバムはその『McCartney』よりも…

Planets Of Life / Whispers

'70

'64年に結成されて以来、現在まで活動している息の長いグループ。JanusやSolarレーベル時代の作品が有名だが、これはSoul Clockレーベルからリリースされたオリジナル・アルバムにNot On LPの音源をボーナス・トラックに詰め込んだもの。しっとりとしたバラ…

 Affinity / Affinity

'70

何でもカテゴライズするのは私の悪い癖だが,このアフィニティはイギリスのジャズロックのグループ。 リントン・ネイフのグルーヴィーなハモンド・オルガンと,シャープなブラス(アレンジにはジョン・ポール・ジョーンズらが名を連ねている),ファズを効か…

Westbound ♯9 / Flaming Ember

'70

ムンムンとする体臭が漂っていそうな、なんとも男臭い盤。 白人ばかりの4人組なんですが、なぜかH=D=Hが設立したHot Waxレーベルからリリースされてます。ドラムやホーンの音はこのレーベル独特のタイトな音。加えて、このグループの特徴は、ゴツゴツした塩…

Curtis / Curtis Mayfield (1970)

'70

カーティス・メイフィールドの1stソロ作品。 今さらナンで?というアルバムだけど、久しぶりに聴いてみたら、これがスゴくいいのだ。昔は「Move On Up」に惹かれていたんだけど、今聴くとどうも退屈でしょうがない(あくまでも他の曲との比較の上でだが)。…

After The Gold Rush / Neil Young (1970)

'70

今では惰性で購入し続けているミュージック・マガジン誌なのだが、久々に読むところ満載だったニール・ヤング特集号に触発されて購入した盤。 記事を読んで彼のイメージが一変。今まで極端に蛇行をしていたように思っていた音楽的な変遷は、彼の中では一貫性…

Nilsson Sings Newman / Nilsson (1970)

'70

ランディ・ニューマンの才能を再発見したのはつい最近。Dusty Springfieldの『Dusty Definitely』の中の「I Think It's Going To Rain Today」を聴いてから。本人の歌うバージョンでは,あの声の毒気におかされて気がつかなかったんだけれど,こうして他人が…

Kathy McCord / Kathy McCord (1970)

'70

3曲目までのピンと張りつめた緊張感はなんなんだろう。この3曲だけでもこのアルバムの存在価値は十分にあるのではないか。 まずは1曲目の「Rainbow Ride」。陰鬱なイントロとはうってかわって,中盤から顔を見せる同時期のチェイスのようなブラス・アレン…

A Bad Donato / Joao Donato (1970)

'70

'73年の名盤『Quem É Quem』では、帽子を目深にかぶって顔を上げようとしなかったドナートでしたが、この盤のジャケには眼光鋭い彼の姿。そしてタイトルの下には”psychedelic funky experience”の文字。その名の通り、ここにはクールでファンキーなドナート…

John Simon's Album / John Simon (1970)

'70

『Music From Big Pink』と『The Band』の プロデューサーとして、音楽史に名を残す名プロデューサーの1stソロ。 そのあたりの音を期待してこの盤を買った人がほとんどだろう。 リック・ダンコ、ガース・ハドソン、リチャード・マニュエルのThe Band勢の他、…