After The Gold Rush / Neil Young (1970)

howdymoon2005-11-26



今では惰性で購入し続けているミュージック・マガジン誌なのだが、久々に読むところ満載だったニール・ヤング特集号に触発されて購入した盤。


記事を読んで彼のイメージが一変。今まで極端に蛇行をしていたように思っていた音楽的な変遷は、彼の中では一貫性があるということ。ソロ3作目にあたるこのアルバムにも、美しいワルツ「Only Love Can Break Your Heart」(歌詞は恋多き男グラハム・ナッシュを皮肉ったモノだと言われているが・・)やストレートな歌詞と美しいメロディの失恋ソング「Birds」がある一方で、攻撃的なメッセージと凶暴とさえ表現できるギター・ソロを持つ「Southern Man」も同居しているアルバムだ。


でも、やっぱり、どがつくほどカントリーな「Oh, Lonesome Me」やリタ・クーリッジやリンダ・ロンシュタットがカバーしたI Believe In You」のようなストレートに美しいメロディを歌う彼の方が好きなんだけど・・・。