Untitled / Byrds

howdymoon2009-03-27



 初期のフォーク・ロックやスペース・ロックとされていた時代は苦手なのです。バーズで一番好きなのは『Sweetheart Of The Rodeo』です。この通称『名前のないアルバム』は様々な音楽スタイルを消化してきた彼ら(ロジャー・マッギンだけ?)が新生バーズとしてリリースした意欲作。2枚組のディスク1はライヴ。
 昔から苦手だった「8 Miles High」はやっぱり好きになれないけど、「So You Want To Be A Rock 'N' Roll Star」クラレンス・ホワイトのストリング・ベンダーのプレイが堪能できる「Nashville West」など、熱い演奏が聴ける。私の場合、おおかたの人と違ってスタジオ録音の方が気に入ってます。リトル・フィートのバージョンよりもカントリー色が強い「Truck Stop Girl」、スニーキー・ピートのスティール・ギターがうれしい「Yesterday's Train」、苦手なはずのロジャー・マッギンの歌がすんなりと耳に入ってくる「Chestnut Mare」「Just A Season」など、名曲が多数あり。