Everybody’s Talkin’ About Salena Jones

howdymoon2010-12-05

 
 昨夜フジテレビを見ていたら、サリナ・ジョーンズと日本のJuJuなる歌手が、尾崎豊の「I Love You」を歌っていた。もちろん、英語訳でしたが。お茶の間の人は、サリナ・ジョーンズのことをどう思ったのでしょうかね? 
 ちょうどこの日に、’70年に彼女がリリースした『Everybody’s Talkin’ About Salena Jones』を聴いていたばかりだったのです。 キース・マンスフィールドがプロデュースしたこのアルバム、ジャズ畑の彼女が、当時流行っていたポップスをカバーしたもの。ソウル、ジャズ、ボッサに、イギリスならではのヒップな感覚も盛り込まれたクロスオーバーな内容。フリーソウルのコンピにも収録されているバーバラ・アックリンの「Am I The Same Girl」、同じくカフェ・アプレミディのコンピに収録されていた「The More I See You」の軽やかなアレンジは、40年前のアルバムとは思えないほど。他にも、ディオンヌ・ワーウィックの「I’ll Never Fall In Love Again」、チェイスの「Spinning Wheel」、フレッド・ニールのというかニルソンの「Everybody’s Talkin’」、「Without Him」といったポップスの名曲が、彼女のちょっとスモーキーな声で歌われると輝きを増すようです。曲の良さ、声の良さ、クールなアレンジが見事に合体しているよう。一番のお気に入りは、スティーヴィー・ワンダーの「My Cherie Amour」。スティーヴィーのオリジナルよりも好きです。

Moment of Truth - Everybody's Talkin About Salena

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