Affinity / Affinity

howdymoon2007-09-17



何でもカテゴライズするのは私の悪い癖だが,このアフィニティはイギリスのジャズロックのグループ。
リントン・ネイフのグルーヴィーなハモンド・オルガンと,シャープなブラス(アレンジにはジョン・ポール・ジョーンズらが名を連ねている),ファズを効かせたギター・サウンド,紅一点のリンダ・ホイルの渋いヴォーカルが特徴だ。

ソフトロック的でさえある「Mr.Joy」,エッジの効いたギターの音色が剛胆な男のロックといった印象の「Three Sisters」バリトン・サックスに弱いのです),11分40秒を長く感じさせないドライヴ感あふれるオルガン・ソロがかっこいい「All Along The Watchtower」ジョン・セバスチャン・ミーツ・ブライアン・オーガーといった感じの仕上がりの「Cocoanut Groove」(Lovin' Spoonfulのカバー)など,飽きがこない仕上がりのアルバムになっている。

その中でも「I Am And So Are You」が出色の出来。バリトン・サックスが前面に出るアレンジって,それだけで許せちゃう。ビートルズの曲の中でも「Savoy Truffle」「Happiness Is A Warm Gun」が一番好きだし・・。