Turn On The Lights / Kellee Patterson

howdymoon2009-04-20


 『Maiden Voyage』のしっとりとした雰囲気も大好きなのだが、明るく微笑むジャケットと同様に明快でポップでハッピーなこの盤もまたよし。
 '77年という時代がらディスコ・オリエンテッドな曲調も多いのだが、リズム・アレンジに過剰なところがないためにちゃんと楽しめる。特にジェームズ・ギャドスンのドラムとデヴィッド・シールズのベースが作り出すグルーヴ感が圧倒的な存在感を示す「Turn On The Lights」は名演。流れるようなリズム・アレンジが新鮮な「Let's Hold On To Love」、ジェームズ・ギャドスンの重いドラムが支える「If It Don't Fit, Don't Force It」、David T. Walkerのきらきらしたギター・プレイが楽しめる「Yesterday Love」などもいい。曲の後半になってDavid T. Walkerのギターが爆発する「I'm Coming Home」がイチオシ。