Long May You Run / Stills-Young Band (1976)

howdymoon2005-10-20



SとYが奇跡的にも二人だけで組んだアルバム。
初期の録音にはCとNも参加してコーラス部分をオーバーダブしたのだが、結局CとNののコーラス部分を消し去ってSとYのアルバムとしてリリースされたという。アルバムの完成後のツアーで結局は分離してしまうのだが・・。

脳天気なまでに明るいニール・ヤング作の「Long May You Run」、続く「Make Love To You」は陰鬱なまでにブルージーなスティルスの作品。冒頭の2曲が象徴するように、このユニットは決して融和することなく、二人のソロ作品の寄せ集めのように感じてしまう。もちろん、激しいライバル心を持つ二人だから、相手よりもクオリティの高い作品を作ろうという結果にはつながったのだろうけど・・・・。

ヤング作のユルユルな「Midnight On The Bay」、スティルス作のラテン・タッチの「Guardian Angel」のスリリングな展開、どちらも好きです。