Jackson Browne(Saturate Before Using)/ Jackson Browne

howdymoon2009-02-22



ジャクソン・ブラウンの1st。デビュー盤とはいながら、副題に”Saturate Before Using(すでに浸透している)”と名付けるほど、満を持して登場した自信が表れている。


シングル向けの派手な曲調はジェシ・デイヴィスが参加している「Doctor My Eyes」の1曲のみ。その他はしっとりとした(地味な)アコースティックな曲ばかりが並ぶ。

自分自身や恋人、友人の死などを歌っている曲が多いが、一番光っているのはA-1のJamaica Say You Will」だろう。リー・スクラーやラス・カンケルの控えめな演奏に支えられて、若きジャクソン(当時22歳)の声が瑞々しい輝きに満ちている。

ちなみにこの盤はイーグルスの1st、ジョニ・ミッチェル『For the Roses』と並んで、アサイラム・レーベルの第一弾だったのだそう。