この世で一番大事な「カネ」の話 / 西原理恵子
理論社の「よりみちパン!セ」シリーズも第5期に入り、
満を持して(?)の登場というところかな?
この「よりみちパン!セ」のシリーズは
中学生以上を対象にしているため、とても読みやすいものが多い。
うちのクラスの学級文庫にもいくつか入れているくらいである。
この本も学級文庫に入れるつもりで買ったのだが・・・
サイバラだからできるカネの話が満載。
- カネが原因でケンカが絶えなかった幼い頃の話
- 金を稼ぐことは自由になること
- 正しいギャンブルの負け方
- 金を失って見えてきたこと
などなど、サイバラらしくなかなかパンチの効いた話が続いている。
途中まで読んだところで、
学級文庫に置くのはやめとこうかなと思ったのだけど、
- 女の子がタダでおごられるなんてみっともない
- 金銭感覚は子どもの頃からの日々の習慣の積み重ねだ
- 働くことで、お金を稼ぐことで、大切な誰かを安心な場所にいさせてあげることができる
といったことは、自由になるお金がだんだん大きくなっていく
中学生は知るべきだと思うようになってきた。
明日教室に持って行くが、
この本をまず最初に手にとって読むのは、ナオだろうな。
わが子がこの春から名古屋で一人暮らしを始めるんだけど、
「約束の時間に遅れない」とか、「朝は自分で起きる」といった時間の使い方と、
「自分の手持ちの中でお金を使う」、といったお金の使い方を
18までに身につけさせる義務が親にはあると思う。
学校でもこの二つをきちんと教えていく。
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2008/12/11
- メディア: 単行本
- 購入: 71人 クリック: 566回
- この商品を含むブログ (377件) を見る