Live At Carnegie Hall / Bill Withers

howdymoon2009-03-25


 多くの人にとってはビル・ウィザースって、”「Just The Two Of Usを歌っているオッシャレーな人でしょう?” って感じなんでしょうね。

 あの曲自体は悪くないけど、私にとってのビル・ウィザースって ”静かに熱い” というイメージ。例えば、このライヴ。1曲目の「Use Me」は静かに潜行するようなファンク。テンポが遅くなっている分、スタジオ録音のものよりもキレが悪いけれども、遅い分、ファンクな感じは強まっているんです。ファンキーからファンクへというべきか・・。この曲の一番の見所(聴き所?)は、名手ジェームズ・ギャドソンのドラム。片手で刻む16ビートのハイハットに、絶妙のタイミングで入るリムショットバスドラムのタイミングもむちゃくちゃ難しそうです。この曲のドラムは何げなくやっているけど、かなり難しいらしいのですよ。そして、そして,このドラムに絡むギターがまたしつこくてイイ感じ。この「Use Me」で決まりなのですが、「Ain't No Sunshine」のダークな感じも素晴らしいものです。