Cameo / Dusty Springfield
大好きなシンガーと大好きなソングライター/プロデューサー・チームが組んだアルバムだから、内容が悪いはずがない。イーヴィー・サンズやオリジナル・キャスト、ジーン・レディング、フォー・トップスのアルバムに深く関わっているデニス・ランバートとブライアン・ポッターの名コンビに、スティーヴ・バリも参加した黄金のダンヒル・サウンドの生みの親たちだ。このランバート&ポッターの書く曲というのは、下世話になる寸前のようなストレートなポップスなんだけど、なんだか音楽好きの琴線をくすぐる魅力を持っているんですよね。
「Breakin' Up A Happy home」、「Mama's Little Girl」、デニス・ランバートのソロアルバムでも採りあげていた「Of All The Things」といった二人の曲はどれも絶品。
アシュフォード&シンプソン作の「I Just Wanna Be There」、ウィリー・ハッチ作の「Who Could Be Loving You Other Than Me ?」、ヴァン・モリソンの「Tupelo Honey」といったカバーものも良し。