Judee Sill / Judee Sill

howdymoon2006-03-04



突然ですが、このジャケットはインパクトがあるよね。お仲間のサイトで数年前に一度見た時からずっと気になっていた横顔。


彼女の歌声を聞いたのはきよさんのセレクトに入っていた「The Lamb Ran Away With The Crown」が最初。それを聴いて以来、彼女の横顔にずっと片思いをしていたのです。それから4年たった今、P-VINEのおかげで、彼女の1stアルバムを浴びています。若くして死んでしまったからなのか、当時27歳の彼女の声は神々しいような輝き、それも直射日光ではなくて森の中に差し込む柔らかな光のような輝きを感じさせます。歌詞は希望を持ちながらもつかみきれない思い、あきらめながらも待ち続けているような内容のものが多い。そのあたりがやさしい包容力がありながら、どことなくウェットな質感の所以なんでしょう


「The Archetypel Man」、「Jesus Was A Cross Maker」「Ridge Rider」「Lopin' Around Thru The Cosmos」「Crayon Angels」...どの曲を聴いても温かく、けれどもひんやりと痛い、相反する要素が同居する奇跡的なアルバムだ。