Afrodisiac / Main Ingredient
ニューヨーク出身のヴォーカル・トリオ。キューバ・グッディングの声ほど,「シルキー」という言葉が似合う歌手はないだろう。コーラスも黒人特有のアクを抜いたかのようなスムーズなものだし。例えるなら,喉ごしのよいなめらかな蕎麦みたいなもの。味付けが濃いものほど,”ソウルフル”だと思いこんでいる,頭の固いソウル・ファンには人気がないのだろうけど・・。
「Superwoman」,「Where Were You When I Needed You」,「I Am Yours」(書き下ろし?),「Girl Blue」,「Something' Bout Love」(これも書き下ろし?),「Something Lovely」(これも?)と,スティーヴィー・ワンダーの曲を6曲もカバーしているところがこのアルバムの特徴。
その中でも特にいいのが「Superwoman」のカバー。アイズリー・ブラザースの「Work To Do」のカバーも,甘さとほろ苦さを絶妙にブレンドした仕上がりになっていますよ。