Preacher Man / Impressions

howdymoon2005-12-23



カーティス・メイフィールド脱退後にリロイ・ハトスンが加入するのだが,これはその2作目に当たもの。

リロイの諸作品でもおなじみのリッチ・テュフォがプロデュースに当たっている。となるとナチュラル・フォーやリロイのソロ作品のようなサウンドを期待するのだが,この盤はもっとファンキーなアレンジが目立つ。いきなりカーティス譲りのポリリズムが響く「What It Is」。架空の映画のサントラみたいなオープニングだ。その疑似サントラ風はB-1の「Thin Line」もそう。アレンジがやや仰々しい気もするけれども,これはこれでなかなかのもの。「Preacher Man」「Color Us Gray」もファンキー度満開でそそるサウンドだ。リロイの伸びやかな歌声は「Find The Way」やバラードの「I'm Loving You」でも楽しめる。


カーティスが脱退後も院政をしているみたいな盤。