Soul Survivors / Soul Survivors (1974)

howdymoon2005-11-19



ラスカルズやフル・ムーンに在籍していたフレッド・ベックマイヤーやニール・ラーセンらが中心となっていたソウル・サヴァイヴァーズ3rdアルバム。


プロデューサーはギャンブル&ハフ。シグマ・サウンド・スタジオ録音で'74年録音となれば,フィリー・サウンドの全盛期のもの。このアルバムにはごていねいにも「City Of Brotherly Love」Philadelphiaラテン語 英訳するとこうなる)という曲まで収められている。ただし,フィリー風味はエッセンス程度で本質は正統派のブルー・アイド・ソウル「What It Takes」「Over My Head」「Best Time Was The Last Time」あたりは,「これぞブルー・アイド・ソウルのお手本」とも言うべきミディアム・ナンバー。


ヴォーカルにコクや深みまでは望めないものの,これも軽快でスマートなものだととらえると納得がゆく。2ndアルバムはフェイム・スタジオ録音で,リック・ホールがプロデュースしているそうだ。これも聴いてみたいものだ。