Palaces / Bart Davenport('08)

howdymoon2011-04-05


昨年リリースされた新譜の中で一番気に入ったのは、Incarnationsの『With All Due Respect』でした。
そのIncarnationsのメンバーの一人が、
このBart Davenport。
『With All Due Respect』を聴き込んでいたちょうどその頃に、
松永さんからいただいたコンピに、
Bart Davenportのソロ作から「Strange Life」が入っていたのです。
すぐに一目惚れ。


彼はサンフランシスコ出身のシンガー・ソングライターですが、
甘い声はもちろん、ソングライティングのセンスも抜群。
'80年代のギター・ポップやネオアコ
'70年代のS.S.W.もの、
'70年代初期のフィリー・ソウル
'60年代のソフトロックやボサノヴァなどのエッセンスを取り入れているのです。
どの曲も音楽好きのハートをくすぐるフックが取り付けられていて、
私もいとも簡単に釣られちゃいました。


デルフォニックスあたりの、
'70年代初頭のフィリー・ソウルのような「A Young One」

pa pa pa pa pa pa parara」というコーラスが
ネオアコ好きを虜にする「Jon Jon」

ブルー・アイド・ソウル風の「Freeway Flowers」
フォーキーな「Dangerous One」
プリファブ・スプラウトを下敷きにしたかのような「Palaces」
今の季節にぴったりの軽快な「Strangelife」など、もういい曲がズラリ。

このアルバムは4作目。
カバー曲ばかりを集めた5作目(バート・ヤンシュやカエターノ・ヴェローゾギル・スコット・ヘロンの曲などをカバー)が最近出たばかりですが、5作目はもうポチッといっちゃいましたし、残りの3作も買うつもりです。

Palaces (Dig)

Palaces (Dig)