Act 1 / Act 1('74 Spring )

 

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2021年の始まり。

今年初めに聴いたのはAct 1 というグループの『Act 1』(’74 Spring)。
このAct 1というグループ、テリー・ハフ(なまずひげのあの人)と組んでいたスペシャル・デリバリーの前身のようです。

スペシャル・デリバリーの唯一のアルバムは、ファルセットがむせび泣く超甘甘の世界が繰り広げられてましたけど、この盤については、ファンク色が強い「Party Hardy People」で始まっていたり、スライ風の「Tom The Peeper」なんていう曲もあって、バラエティに富んでます。


リードヴォーカルが複数いるようですが、リーバイ・スタッブス(フォー・トップス)をもっとジェントルにしたようなテナーの声がなかなかいいのです。

そういえば、曲調も’70年代のフォー・トップスのようなポップなメロディばかり。ちゃんと「Still Water」もカバーしているので、影響を受けているのは間違いないかな?
そんな曲の代表が「Love’s Got Your Mind」や「Goodbye Love(We’re Through)」、「It’s The Same Old Story」、「You Didn’t Love Me Anyhow」。

どれもランバート&ポッターが作るような、わかりやすいポップなメロディ。そのくせ、ちゃんと玄人筋の受けもいいような微妙な塩梅なのです。

ボーナス・トラックが3曲追加されていますが、「A Whole Lot of Love Makin’」という曲が、スピナーズの「I’ll Be Around」のような音作りでなかなか聴かせます。


ACT 1 - GOODBYE LOVE (we're through)