Bright Penny / Plush ('09)
5月に大量に購入したモノのうちの一つ。
本名はリアム・ヘイズ。‘98年にデビューして以来、12年目にして3作目という寡作のアーティストだそう。最近の音楽シーンには全く疎いものですから、トータスやら、シー&ケイクスやらと、言われてもわからないんですよね。
でも、肝心の音はどこをとってもポップで素晴らしいもの。彼のヴォーカルはブライアン・フェリーからエロスを取り除いたような粘度と湿り気のある歌い方。1曲目の「Take A Chance」から、往年のシカゴ・ソウルを思わせるホーンに包まれた和み系の曲ですし、他の曲もやわらかい手触りの曲ばかり。
例えば、「So Much Music」はモロにシカゴ・ソウルを下敷きにしたような軽快な曲ですし、「O Street」はVan Morrisonの「Crazy Love」のような美しいメロディの曲。こういう派手さはないけど、しっかりしたつくりの曲が多いんです。
一番のお気に入りは5月の月間セレクトにも入れた「White Telescope」。ポップスが好きな方は、聴いて損しないと思いますよ。
- アーティスト: LIAM HAYES and PLUSH
- 出版社/メーカー: AFTERHOURS
- 発売日: 2009/09/16
- メディア: CD
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