Benny….At Home / Benny Sings ('08)

howdymoon2011-04-10


このベニー・シングス安藤裕子の前作『JAPANESE POP』にもアレンジャーとして参加しているオランダのシンガー・ソングライター
以前、trippyさんからいただいたコンピ盤で聴いた「Champagne People」が洗練されたメロディ、あたたかい歌声、ゆるゆるなアレンジで気になっていたのです。


このアルバムを一通り聴いたところ、Todd Rundgrenを思わせるところもあるし、Steely Danを思わせるようなところもあって、ソングライターとしての資質は卓抜したものを感じさせる。
かといって懐古的かというとそうではなく、
ちゃんと現代風のアレンジをコーティングしているから、
新鮮に聞こえてくる。


1曲目の「Coconut」はリハーサルテイクのようなリラックスした演奏で、まさに「At Home」な印象のポップスだ。
ポール・マッカートニーが書きそうなメロディの「All I’m Good For」
愛らしいメロディのデュエットBlackberry Street」

ブルーアイド・ソウルの「We'll Make Love Songs」
A.O.R.テイストの「Let Me In」など、
メロディはポップではあっても、
一筋縄ではいかないようなねじくれ具合もあって、
音楽マニア心をくすぐるのだ。

Benny... at Home

Benny... at Home