Cul-De-Sac / Eric Kaz

howdymoon2005-12-18



エリック・カズの2ndアルバム。
ムーグとスティールギターが同居する「I Can't Without You」での力の抜けた歌い方、Dr.Johnのような「I Can't Live Without You」、前作に収められていた名曲「Cry Like A Rainstorm」を思い起こさせる「Shadows Of Night」など、楽曲のクオリティの高さは前作に負けじとも劣らないもの。


多彩なゲストもうれしいところ。ポール・バレル(リトル・フィート)やブッカーT・ジョーンズ、ジム・ケルトナーチャック・レイニー、ゴードン・エドワーズといった有名どころはもちろん、スティーヴィー・ワンダーの諸作にも貢献したシンセの先駆者ロバート・マグレフ&マルコム・セシル、モータウンのセッション・ベーシストであるボブ・バビット、フライング・ブリトーのスニーキー・ピートら渋い名前も。


オザケン・ネタと言われる「Come With Me」でのギターのリフですが、オザケンと同様に、エリック自体がベティ・ライトの「Clean Up Woman」に影響を受けたんじゃないかなぁ。

ベスト・トラックはDavid T. Walkerとポール・バレル(?)のギターの絡みが躍動感を助長する「Good As It Can Be」