All The Faces Of Buddy Miles / Buddy Miles
ジミ・ヘンドリックスのバンド・オブ・ジプシーのドラマーとして有名なバディ・マイルスがリリースしたソロ・アルバム。
ジョニー・ブリストルがプロデュース、約半数の曲を書いているのです。フリー・ソウルのコンピで「I'm Just A Kiss Away」を聴いて以来、アルバムを聴くことを待ち望んでいました。はねるリズムに軽やかなメロディ、こみ上げ系のサビ、まさに完璧なジョニ・ブリ節。その他の曲も「Hang On In There Baby」のようなジョニ・ブリ節で心地よく聞き流せることが出来るモノになってます。曲調だけでなくて、時折見せる”Ummmm・・・”といううなり声までもがジョニ・ブリ節。
ハードなギターがエッセンスになっている「We Got Love」、バリー・ホワイトのアルバムに入っていそうな「Wants And Needs」、ホルヘ・カルデロン作の「Kiss And Run」など、金太郎飴のようなアルバム。ベストトラックは甘すぎず、軽すぎずの「Got To Find Ms, Right」で決まりでしょう。