The Living Legend / Baby Huey Story
"Baby"と名乗っているくせに、全然ベビーじゃない巨漢シンガー。カーティス・メイフィールドのカートムからリリースした一枚。ジャケだけ見ていると、絶対に手を出さないであろう一枚ですな。
でも、中身は最高にグルーヴィーでファンキーなモノ。同時期のカーティスの盤よりはこちらの方が好きですね。中身はバラエティに富んでいて、フロアで盛り上がることは必至なパーティ・チューン「Mama Get Yourself Together」があるかと思えば、サム・クックの「A Change Is Gonna Come」を大まじめ(なかなかディープ!)に歌っているようなものもあり。
やっぱりこの盤と言えば、フリーソウルのコンピにも収録されていた「Mighty Mighty」でしょう。カーティスのファルセットもいいけど、Baby Hueyの暴力的なくらいにパワフルなバージョンの方が好みです。その他の曲も粒ぞろいで、カートムの鬼っ子的なアルバムですね。