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初めて見たのは高校生の頃。約25年ぶりですから、当然、詳細は覚えていなかったのですが、ラストシーンの衝撃と、緊張感はずっと記憶にあったのです。
ずいぶん政治的な映画ですから、誰もが楽しめるという内容じゃないですが、カメラのスピード感と淡々とした演出、時折はさまれるフラッシュバックが見ている人を煽って、ハラハラさせるものになってますね。
特筆すべきなのは、映画音楽。ミキス・テオドラキスというギリシア音楽界の巨人のようですが、なにか鬼気迫るような緊張感があって、この映画のテンポにぴったりのもの。
アル・パチーノが出ていた「セルピコ」や「その男ゾルバ」もこの人。

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度々流れるメイン・テーマはギリシアの民族楽器のブズーキというもの。