La Rana / Agustin Pereyra Lucena Quartet

howdymoon2009-03-23



最近、ニュー・アルバム『42:53』がリリースされたアグスティン・ペレイラ・ルセーナの'80年のアルバム。
タンバ・トリオ『ブルー・タンバ』でやっていたイヴァン・リンスの名曲「3 Horas da Manha」で幕を開け、ジョビンのジェット機のサンバ」と続く。演奏しているのはアルゼンチン生まれのギタリスト、アグスティン・ペレイラ・ルセーナのカルテット。太陽が降り注ぐブラジルの音楽を白夜の国のノルウェーでやっているのだからおもしろい。これこそがホントの「サウダーヂ」感覚とでも言おうか。燦々と輝くような音ではなく、どことなく陰鬱なけれども澄み切ったギターの響き、フルートの音色が、早春の朝の冷たさにも似ている。