The First Time / Cher

 授業開きの日。3年生2クラス、2年生1クラス。
 普段から行儀が悪くて、昨年は4クラス中2クラスが学級崩壊状態だった3年生。どうやって授業に集中させることができるかと、ずいぶん考えた末での授業開き。
 まずは班をつくって漢字づくりの共同作業をする。「口」という漢字に一画、または二画分の線を書き加えて、できるだけたくさんの漢字(目、句など)をつくるというゲーム。各班ができあがった漢字を一つずつ順番に発表していくのだが、3年生だと28個も見つけられていた。そこでまず誉めることが肝心。一人では10数個しか見つけられなくても、4、5人の班で協力すると20個を超える。30人以上の学級だと28個にもなる。班で知恵を出し合って話し合うことの重要性を教えるためのエクササイズだ。アイスブレーキングができたところで、次は本格的な社会科の話し合い。スーパーマーケットの食品売り場の配置を考えることで、概念的知識をもつこと、その運用をできるようにすることの重要性を説く。
ゲームを採り入れたこともあって、まずは50分間集中させることができた。滑り出しはほぼ順調だが、明日からの本格的な授業をどう構成するかを、頭を悩ますところだ。