パーフェクト・カップル（'98）

　マイク・ニコルズ監督。以前紹介した「ブルワース」も大統領選挙の内幕を描いたものだったが、これも同様のもの。
　民主党の大統領候補予備選の様子を描いた作品だが、モデルはあきらかにビルとヒラリーのクリントン夫妻。ジョン・トラボルタが演ずるジャック・スタントンは女性関係にだらしないし、その妻スーザン（エマ・トンプソン）は、ファースト・レディ目指して気丈に乗り切っている。この二人のどこが「パーフェクト・カップル」なんだと思いますが・・・・。
　予備選を勝ち抜くために、対立候補のスキャンダルを見つけていったり、逆に味方陣営のスキャンダルを潰していったり・・・と、わかってはいましたが、なかなか興味深いものでした。　前半はややだらっとしてテンポが悪かったのですが、キャシー・ベイツ演ずるスキャンダルつぶしの選挙参謀が登場したら、いきなり画面がいきいきしてきました。キャシー・ベイツの存在感はピカイチですね。

パーフェクト・カップル [DVD]