Love On Delivery / Reflections

howdymoon2009-05-02


 J.R.ベイリーとKen Williamsがプロデュースしたニュー・ヨークのスウィート・コーラス・グループ(出身はデトロイト)。
全体的に同時期のスピナーズの影響を受けているような都会的なスウィート・ソウルで、B-1「All Day, All Night」なんて、まんまスピナーズの世界。B-3「Telephone Lover」もはねるビートやストリングス、コーラスとの掛け合いあたりが「Mighty Love」みたいな曲調だ。そうやって聴いてみると、リード・シンガーの声もフィリップ・ウィンの声をかすれ気味にしたような感じに聞こえる。他にもA-1の「Day After Day」、A-4の「Are You Ready」あたりのミディアムが絶品。
 特筆すべきなのはA-5の「She's My Summer Breeze」。ゆったりしたリズムに乗ってストリングスとコーラスが漂う中、ハスキーなリードが切り裂いていくレア・グルーブ的な作品。スウィート・ファンは必携の一枚。