こうなると完全な日記。自己満足。まさに仕事メモ。
忙しくて週末にしか、まとまった時間が取れない。帰宅が10時過ぎなので、飯食って風呂入って11時半が来てしまうのだ。

さて今週も自分の仕事を振り返る。いつまでこのブログを続けるのかはわからないが、10年後あたりに振り返ってみると懐かしくなるものであろう。

■I中の指導主事訪問に参加。
 K教諭は昨年よりも力を付けている。生徒への指示も短くて的確だし、授業の構成も題材の設定も練り上げられたものだ。班の話し合いも十分に活かされており、普段の授業が充実しているからこそできる授業であった。その一方・・・。仲間の批判はあまりしたくないものだが、この授業を一年間受け続ける生徒が可哀想と思えるような指導者がいることも事実。しかも、年を聞いたら36だとのこと。
 授業は料理に似ている。素材に手を加えて、お客様にいかにおいしく提供するのかが料理人の腕の見せ所。レストランや料亭と違うのは、客が店(つまり学校や教師)を選べないということ。おいしくなくても、よほどでない限りはクレームが耳に入ってこない。どんなにまずい授業(料理)でも、とりあえずは教室に生徒がやってこないということはないのだ。この事実の恐ろしさを教師はもっと自覚すべきだと思うのだが。もちろん自分にも言い聞かせている・・・。

■市の連合音楽会
 市内の全中学校(2年生)が参加する連合音楽会。同じ学年の生徒が一堂に会するのは、3年間でこの機会だけ。だからこそ、音楽教員も学年の担任たちも力が入る。生徒たちはとてもがんばっていた。昨年担任した生徒たちが学年のリーダーとなって、引っ張って行く姿を見るのはうれしいものだ。今担任している子どもたちにも、力を付けないと。

■教育実習生の研究授業
 早いもので三週間が終わろうとしている。道徳と歴史で研究授業をしてもらった。先ほどの料理の話で言うと、今まで包丁も握ったことのない料理人が二週間ちょっとの練習で料理を作ろうというのだから、なかなか大変なことだ。レシピを見ながらも、なんとかおいしい料理に仕上げようとがんばっていたことを評価したい。
 今日はお別れということで、調理室を借りて、みんなでクレープ作り。こういう活動を時折入れていくことが、学級づくりに必要なのだとあらためて確認できた。クレープそのものは生クリームやチョコクリームなどがふんだんに使われていて、甘すぎたけど・・・。

■N中でICT活用講習会
 ここ二週間ほどの懸案事項。「どうせなら楽しく仕事」、「頼まれた仕事は断らない」がモットーなので、引き受けてはみたものの、正直不安なもの。N中側と私に温度差がありすぎると、「えらそうな講師がICT活用を暑苦しく勧める」ことになり、かえってマイナスになる。そこで最初は小グループでのワークショップ型の意見交換を採り入れた。先週の我が校で行った座標軸型のものだ。縦軸はプラスとマイナス。横軸は「教師にとって」と「生徒にとって」。
 予想通り、「生徒にとってプラス」と「教師にとってマイナス」ゾーンにはたくさんの付箋が貼られた。つまり、生徒にとって効果が大きいことはわかるのだけど、教師にとっては、「準備が大変」、「活用の仕方がわからない」、「機器の操作がわからない」というものだ。まさに一年半前の我が校の様子そのもの。
 そこで研修会の後半の自分の講義では、

  • ①「ICT活用授業についての誤解」
  • ②「ICTに対する国および市の動向」
  • ③「ICT活用授業の各教科の事例の紹介」

の三部構成で話してみた。
①についてはICT活用型の授業を難しく考えすぎている誤解を解き、ICT活用は間口は広く、敷居は低くすることが大切だという持論を主張。
②については、うちの市が全国でもベスト3に入るICT環境であり、そのために多くの税金が投入されていることを話した。行政は費用対効果を求めるものであり、教育現場も決して無視できないこと、整備していただいている以上は納税者に対して教育効果を上げるための努力をすべきではないかというメッセージを、オブラートに包みながら投げたつもりである。
③はうちの学校の事例をキャプションを入れた写真や動画で紹介。こんなに簡単にできるのですよ、肩の力を抜いてまずはやってみましょうよ、というメッセージ。

 昨日のことなのでついつい熱く書いてしまった。講習会後の懇談でも尊敬するM教頭から誉めていただき、お世辞も込みとはわかっていても、ついつい有頂天になる。これに味をしめて、別の学校でもやりたくなってしまった。