Down To Earth / Rimshots

　All Platinum / Stang レーベルのハウス・バンドの一枚。モーメンツのバックを務めていたということもあって、アル・グッドマンやハリー・レイたちがプロデュースしている。一応ヴォーカルはあるが、リードが歌うというよりはコーラスが色を添えると言ったセミ・インストが中心。
　甘甘のモーメンツのヴォーカルが抜けると、そのサウンドは意外にもタイトでダンサブルなのです。「Groove Bus」はそんな彼らの真骨頂が表れているもの。うねるように絡み合うベース、ドラム、ギターにストリングスとホーンが華を添えるナンバー。続く「Walter's Inspiration」や「Being Down To Earth」もなかなかいい。オール・プラティナムというと問題なのは音質。75年ということもあって音質は全く問題ないのだけど、フェード・アウトの仕方が下手くそで、盛り上がっていた曲が唐突に終わっちゃう感じです。