ミドルリーダー研修講座@県教育センター

 県の教育センターで一日研修。
 午前中は授業研究について、ワークショップ型の意見交換会。センターの研究員が提案するタイプの研究会は今年度すでに導入していたので、講座内容は実感をもって理解できた。その分、新鮮な発見が少なかったのが難。
 それでも、ある私立高校で取り入れていた「オープン授業週間」については、来年度の参考になった。この週間については教員が相互に参観ができるというもの。見る側は3回以上他の授業を参観してアンケートを書く義務がある。50分間フルに参観するのは、見る方も見られる方もしんどいだろうが、導入の10分間だけというふうに限定すると、お互いに負担感が少ないのではないかと、いろいろ考える。フォーマルな公開授業・全体参観授業の回数を増やしていくよりも、インフォーマルに自由に参観しあえる、質問や感想、改善意見などを言い合える環境作りの方が先決な気がしてきた。
 午後は国立教育政策研究所の千々布敏弥氏の講義。前の晩に氏の「日本の教師再生戦略」を読み返しておいたので、こちらの方もすんなりと理解できるものであった。発見は以下のとおり。

  • ワークショップ型の研究会の深化のためにするべきこと
  • 授業の規律と生活上の規律には相関関係有り
  • 授業研究会の回数と学力検査の結果には相関関係が薄い(要は回数より研究会に取り組む姿勢や質が重要)
  • 校長が校内を毎日回っているような学校は授業の全体の水準が高い ホントか?