Autumn Days / Michael Spiro

howdymoon2010-09-17


オハイオのS.S.W.マイケル・スパイロが'77年にリリースした『Listen To Me』から落ち着いた響きを聞かせてくれる静謐なインスト曲。 



2年前から指導を受けている高橋純先生のブログから引用。

子どもたちが教え合い,学び合う,大変素晴らしい協働教育が行われていた授業であったが,九九はちっとも覚えられなかった九九の授業は良い授業か?
 なんて,考えれば,協働教育はあくまでも教育方法や手段であり,目的ではないことがわかる。そして,協働教育という方法が有効な学習目標はどのくらい学校教育にあるのだろうかと思う。
 少なくとも来年からは教科書が厚くなる。時数も増えるけど,そんな切羽詰まったときに有効な教育方法は,教え合いや学び合いではないだろうなと思う。やっぱり未来の学校の話かな。

 4月から教職大学院で学ぶようになって、思い悩んでいるのがこの問題である。私が通っている教職大学院のベースになっているのが、佐藤学氏(東京大学)らが主張する学びの共同体づくり。附属中学校を含めて、私の県の先進校は、この「学びの共同体」づくりを進めようとしている。 
 高橋先生が「切羽詰まったときに有効な教育方法」と書いているが、現実の学校現場を眺めてみると、みんな切羽詰まっているのだ。私は佐藤氏の「学びの共同体」づくりや協働の学びについて大賛成なのだが、現実の学校現場では目標が高すぎて、受け入れるのは困難だろうなと思っている。多くの切羽詰まっている教員は、高すぎる「理想」よりも手っ取り早い「手法(技術)」の方を望んでいるだろう。その理想の良さは認めていても。