夏の読書
12.教育方法学(佐藤学)
「教育方法学」というタイトルは誤解を呼びそう。教育学全体を俯瞰するような入門的な書。ドナルド・A・ショーンの理論「省察的実践」について,この書を読んでやっと理解できた気がする。
- 作者: 佐藤学
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1996/10/29
- メディア: 単行本
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企業の組織理論について,多くの実例を紹介してわかりやすく紹介している。学校の現場でも暗黙知と形式知のSECI理論などについては,適用可能である。
- 作者: 野中郁次郎,竹内弘高,梅本勝博
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 1996/03/01
- メディア: 単行本
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14.「忘れられた日本人」を読む(網野善彦)
宮本常一の『忘れられた日本人』をもとに,網野善彦が「アジール(無縁)」「遍歴民」「日本という国号」「東日本と西日本のちがい」「百姓について」,いわゆる網野史観を述べている本。
音楽に例えると,サム・クックの曲をボビー・ウォーマックがカバーしているといえば,わかりやすいか? (全然,わかりやすくないよなぁ)。 ライトニン・ホプキンスのブルーズをミック・ジャガーが歌ってると言えばよいか? (これもイマイチ) リトル・リチャードの曲をポール・マッカートニーがシャウトしているという感じか?
まあ,とにかく民俗学の巨人 meets 中世史学の天才といったもの。宮本常一も網野善彦も文章が軟らかくて,とても読みやすいのだ。
- 作者: 網野善彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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