Writer / Carole King

howdymoon2009-03-28



キャロル・キングの記念すべき1st ソロアルバム。
"Writer" とはまさに当を得たタイトルではないか。"Song Writer" としては自他共に認める存在であった彼女は,"Singer" としては自信が全くなくて,人前で歌うことを恐れていたという。そんな彼女のちょっと自虐的な思いがタイトルに表れているような気がする。それでも実際に聞こえてくる歌はやわらかくナチュラルなものだ。ジョー・ママの連中のバッキングも的確で素晴らしい。
 スワンプな「Sweet Sweetheart」,彼女にしては珍しくロック色の強い「Spaceship Races」,ソウルフルな「No Easy Way Down」など,楽曲もバラエティに富んでいる。そんな中でベスト・トラックは「Music」Snow Queenを思い起こさせるようなジャズワルツの「Raspberry Jam」。ダニー・コーチマーの乾いたギターの音色やオルガンの響きもジャズ色の強いものだ。かつてバーズに提供したGoin' Back」もいい出来だ。ジェームス・テイラーの柔らかな音色のギターと控えめなコーラスがうれしい。

 ボーン・コレクター('99)


 フィリップ・ノイスが監督したクライム・サスペンス作品。
 事故の後遺症で頭と両肩と1本の指しか動かせない科学捜査官役にデンゼル・ワシントン。彼の優れた推理と指示に従う女性警官役にアンジェリーナ・ジョリー。この二人が殺人事件の現場に残された謎の物的証拠を読み解いていって、犯人に迫っていくという内容。
 この監督は「今そこにある危機」や「パトリオット・ゲーム」も作っているのだが、観客を煽って煽ってラストまで持って行くのがうまい。この映画もそう。ただし、120分のうちの115分まで。ラストの5分になって急に失速して墜落・・・・。登場した犯人がショボ過ぎる。こんなやついたっけ? って思ってしまうような人物を犯人にしちゃダメでしょう? しかも、ラストはお約束通りになっちゃうし・・。あえてラスト5分で止めてみてはいかがでしょうか。

 いつものように映画音楽のことも。
エンドロールでピーター・ゲイブリエルケイト・ブッシュの「Don't Give Up」が流れます。久々に聴きましたが、やはり超がつくような名曲です。

 Highway / Original Caste

 妻の両親を連れて名古屋まで遠出。今春、息子が入学する大学と、住まいに連れて行くというのが目的。でも、本当は初めての独り暮らしがうまくいっているのか、自分が見たかったのだけど・・。
 今日から高速道路の通行料が1000円の恩恵を受けてきました。もっと混み合うのかと心配しましたが、時間をずらしたおかげか、まったく影響なし。 これからも気軽に名古屋まで行けるのはありがたいことです。