UPP / UPP

howdymoon2007-09-10



ベース、ドラム、キーボードの3ピースバンド、UPPのコンプリート盤から、まずは彼らの1stを紹介。

ジェフ・ベックがB,B&A時代に前座として起用したことから、この盤をプロデュース、ギターでも参加している。'75年というと、ベックが『Blow By Blow』をリリースした頃。このアルバムでも、「Give It To You」「Get Down In The Dirt」などで、全盛期の彼のプレイ(トーキング・モジュレーター!)が随所で聴かれる。でもね、ベックのギターよりも、3人のメンバーのアンサンブルの見事なこと。手数の多いドラム、それに対抗するように弾きまくるベース、粒が立ってます。このリズム隊を土台にエレピやクラヴィネット、アナログ・シンセなどが、動きまくるというスタイル。ソリッドヴォーカルも白人としてはまあまあソウルフル。

全7曲、どれもいいんだけど、ソリッドなファンク・ナンバーの「Get Down In The Dirt」、驚異的なアンサンブルの「Bad Stuff 」の2曲は最高。