The Things We Do For Love

 今日の通勤時に聴いていたのは10CCの『Deceptive Bends』(’77 Mercury)。
 4人体制からゴドレイ&クレームが抜けて、スチュワート&グールドマン体制になった最初のアルバム。5CC分の値打ちしかないとか、とかく悪く言われがちなアルバムですが、「The Things We Do For Love」一曲有れば、それで十分じゃないかな。それくらい、この曲はポップスとして完成していると思うし。「愛ゆえに」という邦題もシンプルで本質をついているモノだし。中学1年の頃に、この曲がFMでよく流れていて大好きだったのです。
『Original Sound Track』とか『How Dare You』のようなモノを求めるのは所詮無理だと割り切ってしまえば、そんなに悪くないんじゃないかな?
 それでも、やっぱり「People In Love」あたりはべたべたした甘さが気になりますね。この曲を演奏したくないと言って、ゴドレイ&クレームが脱退したのもわからないでもない。

Deceptive Bends

Deceptive Bends