バベル('06)


おくりびと」のアカデミー外国語映画賞受賞が話題になっているが、
この映画で菊池凛子がノミネートされた時も大騒ぎだったなぁ。 

今回初めて見たんだけど、菊池凛子さん・・・・どう見ても高校生には見えません(笑)。

ブラッド・ピットケイト・ブランシェットが中心のモロッコ
その子どもたちのベビー・シッターたちが主役のメキシコ・アメリカの国境、
菊池凛子役所広司の親子が中心の東京・・・


それぞれの地域でのディス・コミュニケーションを扱った映画(だから、”バベル”)。


長い映画なんだけど、乾いた緊張感に覆われていたように思う。
ただし・・・ラストシーンには釈然としない思いが残るし、
そもそも東京のエピソードそのものが必要だったのかとも考えてしまう。
東京のシーンが無かったら、もっとすっきりとした映画になっただろうな。

このイニャリトゥ監督の「21グラム」が面白かっただけに、残念。