東京出張


 昨日は田町のE社で第2回目のICT関係の会議。北は青森から南は宮崎まで、全国から40名近くが集まるプロジェクトで、私も末席に参加しているもの。
 前回の会議でも思ったが、参加者のスキルがとにかく高い。2回に分けて自分の実践をシェアするワークショップで協議したのだが、初対面同士でもちゃんと議論できるコミュニケーション・スキル、短い協議の時間の中で、場を独占するでもなく、黙り続けるわけでもなく、話し合いの流れを作っていける協同のスキル、会議の主催者の意図を理解して、求めていることを発表できるスキル。それぞれがこの1ヶ月の授業実践のレジュメを持ち寄ったのだが、A4用紙1枚にエキスを濃縮して表現できる文書作成スキルなど・・・・・etc. そのレジュメを見れば、それぞれの教員がレベルの高い授業を組み立てていることがよくわかるものだった。
 司会者のH准教授のリードの仕方が絶妙で、心地よい緊張感の中で、気づいたら2時間が過ぎていた。会議後のランチでは、あこがれのK先生(女性)の向かいに座り歓談。授業名人として高名な方なのに、まったく偉ぶることがない、まさに自然体そのもの。とても聞き上手で、つい自分の話をしすぎてしまった。この聞き上手というところが、授業をうまく組み立てるコツなんだよなぁ・・・。 
 やはり高いところに上ると、遠くまで見えてくるものだ。自分の目指すべき道が、雲の向こうにうっすらと見えて来るような気がする。 月曜からは自分の持ち場でがんばるつもり。日帰りの強行スケジュールだったが、仕事のエネルギーをたっぷり充填できた会議だった。