彼女を見ればわかること('00)
ロドリゴ・マルケス*1監督作品のオムニバス映画。
女性を主人公にした5つの短編から成り立っているが、主人公たちが微妙に交錯している。
- 年老いた母を介護する医師(グレン・クローズ)
- 不倫中の男の子を身ごもった銀行の支店長(ホリー・ハンター)
- 思春期の一人息子をかかえた童話作家の新しい恋(キャシー・ベイカー)
- 死期が近い恋人(女性)を見守る占い師(キャリスタ・フロックハート)
- 奔放な盲目の妹(キャメロン・ディアス)と妹を気遣って思い切って恋ができない刑事の姉(エイミイー・ブレナマン)
それぞれのストーリーが淡々とした描写で流れていくから、こういうの苦手な人には退屈でしょうね。5つのストーリーがそれぞれ、ちょっとだけ悲しかったり、ほんわかしたり、女性向けの映画のように思えます。
キャメロン・ディアスのエピソード中の彼女の台詞。
「女の人生を推測するなんて愚かしいわ。出口のない人生に疲れたのよ かかってはこない電話、守られる事ない約束、同じ石につまずく日々…彼女の心の奥など誰にもわからない。無理なのよ、誰とも分かち合えない」
この台詞にうなずけるような女性は見るべきかと・・・・。
うなずこうにも女心がわからない自分が一番好きなエピソードは、窓から花がニョキニョキ見えてくるキャシー・ベイカーの話。
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